四季の歌

mklasohi2012-09-26

新総裁に安倍さんに決まったそうですね。対中緩和策かな…と。


お茶屋さんにいけばお茶屋のお兄さんがいつものように、今ならこのお茶がおいしいよと対応してくれ、薬局では先々週はいつもは好く話しかけてくれる薬剤師のおじさんがが黙りこくっていましたが、今週は、30代女性薬剤師さんが、「どうしてたの?」というような表情で、にっこり笑いかけてくれました。
仕立屋さん夫婦は、実はいままでもちょっと腹に一物ある感じだったんです。寄って布を見ていると、「いまいい生地がないんだよ、国慶節休み明けにまた来てよ」と。私は、背広づくりで忙しそうな手元を眺め、ええ、厚地のおズボン作りたいからとまた来ますね、と言って店をでた。すこしずつ日常にもどりつつある、暮らし。
携帯電話のプリペイドカード売りのおじさんも、美容室のおばさんも、みんなそれぞれ、わたしが日本人であること意識していることが感じられる。意識しながら、とりあえず避けている話題。


昨夕は、若い友達が私の授業が終わるのを待っていてくれ、一緒に食事に。
韓国映画猟奇的な彼女」似の美人博士の友達。お互いの見解をいうなら、話にならない。中国側の見解と日本側の見解は本当に平行線。
日本人は嫌いだけど、私は好い友達だと。 嘘がないのがこの人のいいところ。
ipodを買ったと、ピンクの皮のカバーの文明の利器で、東漢文字など彼女の古代文字資料を見せてくれ、電子論文も読みやすいよ〜と。(うーむ、わたしもipodがほしくなった。)
そして歌も聞けるよと、それは100年前の上海の歌手・周(方旋)の「四季歌」。

大姑娘 漂泊到長江…秋季到来、荷花香〜♪ 

実は、これ、わたしも歌えるんです。


政府間の偉い方々は、それそれ国とか個人とかの利益の量で、語気を変え、方針を整えてゆくことでしょう。

すこしずつ、もどりつつある日常。


人と人は、
ともに歌をうたう時間、ともに普通に人と人であること…そんな時間がだいじです。