2010-01-01から1年間の記事一覧

「被」―新聞の一面から見える社会とことば

「本場北京の布ぐつだよ。見てって。」 見ると刺繍のされた布ぐつが無造作に山積み。 おじいさんやおばあさん、それから中年の女性もはき心地を試している。10元から49元。 私はちょうどサイズが合うものがなかった。 昨日の楚天金報の一面に、武漢市が実験…

ずっと愛して…

ニュースチャンネルをつけていると最近日本のことをよくやっている、(神戸動物園のパンダが死んだとか、民主党の総裁選挙とか)のも何か風向きの変化のように感じますが、増えたのがお酒のCM。わたしはお酒は飲めないのですが、どうしても「物の名前」に反応…

次は月夜の晩

市場に栗がでていたので、東北米も買ってきて今日は栗ご飯をたいた。 夕べは今年の卒業生Z君が初月給でごちそうしに帰ってきてくれた。 毎年、「初任給で」と言ってくれる卒業生がいることがちょっと自慢かな(笑)。Z君は中国の大きな保険会社に入り、主…

私のロードムービー

目も疲れてしまったので、今日こそ鍼に行こうと夕方、5時前、宿舎の近くでタクシーを待ちました。土日と7時以降はキャンパスにタクシーが入れます。 待つこと15分。まずタクシーに2台に「交代の時間だから×」と断られ、蚊に食われながら、人に道を聞かれたり…

笑えるなぁ。武漢も登場します。

週末映画をひとつ。「人在囧途」(人ついてない途上)葉偉民監督北京のクールな実業家と北京郊外牛乳農場の労働者がなぜか乗り合わせた春節直前の飛行機。飛行機が雪のため引き返し、「春運」とよばれる春節前の混んだ列車(しかも二等車(硬座)しかとれず)…

泣けるなぁ(涙)

昨日10日は教師の日でした。学位取得に汲々とする大勢の博士たちを抱える大教授と違って、山のような派手な贈り物とか、大宴会の主役とかはありませんが、学生たちがくれるメール、ことに中国の各地に散った卒業生たちがくれるメールにほろろと来ました。卒…

インドの図式

私の研究の一部は中国のTVドラマの言語の観察で、 書斎兼寝室にPCがあるとなんとかいいながら居間のTVを見ることができないので(とういほど大きい部屋にすんでいるわけでなないのですが)、今学期、思い切ってPCを居間に移してできるだけTVを見る…

青春の起こる時間

ひどい肩こりが治らないmkですが、週の前半にかたまった授業を終えて、気分は少しすっきり。三年生作文の授業でもウォーミングアップとして「夏休みの思い出」を書いてもらいました。 クラスメートやガールフレンドと行った万博、中国各地への1人旅、初恋…

時は流れて。

新学期第一日目。暑くてちょっと倒れそうなくらいでした。 昨日、漢口から戻ってくるとき、東湖湖畔の道に車がながーい数珠つなぎで、ぐったりしていると、タクシーの運転手さんが 「最近は新学期にむけて親たちが車で新入生を送ってくるからこんなに渋滞す…

聞き耳頭巾

日本で暮らすよりはハードな中国暮らしも楽しみの一つはやはり人とのふれあい、ことばの聞き耳頭巾。「新入生歓迎」の垂れ幕のある学食で、 赤ちゃんとお母さんでした。蒸し餃子をお昼ご飯に食べさせてもらっている歯がかわいい。「7,8カ月ですか?」と聞く…

工事中―武漢

明日から新学期です。切り替えもいまひとつ、体調も本調子ではないのですが、 今日は新聞記者になった楊君にチケットがあると誘ってもらい映画を見てきました。電磁器具も買いに行っておきたかったので、 漢口着、午前10時、夕方までに帰宅。 新聞社の社員福…

 曇り空上海―30日

は、何をしたんだっけ?ゆっくり108元のホテルのバイキングを楽しんで、バスで豫園へ。 豫園でも、南翔饅頭店で小籠包を食べたり、写真を撮ったり、お買いもの、のあるべき観光客の三人でした。 そのあとは、どの展望台に登るか検討した結果、中間にあって、…

上海物語

上海で撮った写真は多くて、疲れて耳鳴りもするので、アップするといいつつ怠けていました。 そろそろ片づけて、新学期の準備を、しなければ…。 光る夜・上海―28日 夕方、人民広場の真ん前のオールドホテルについて、荷物を置いて南京東路そしてワイタンを歩…

虫の音が聞こえる。

降り立った武漢は気温32度。夜の窓の外からは虫の声。八月最後の日。今回、親戚のm君、k子さんを伴って上海に寄って3泊、久しぶりに全くの観光を楽しみました。一人、武漢に戻るや、上海より汚いタクシー、荒っぽい運転、工事中だらけの埃っぽさ… 荷物…

月夜かな

研究関連の予定はかなり最低限レベルで、「mk東京2010夏の陣」が終わりです。 明日から上海に三泊で、31日に武漢に戻ります。7月21日から1ヶ月と1週間、日本を楽しみこれから3-4ヶ月の元気を回復しました。緑のお庭の見えるところで「あんみつ」も食べるこ…

ディスカバーJapan

日帰りで、京都の大学で開かれたセミナーに行ってきました。 カメラ持って行くのを忘れたため、かすかに見た夏の京都や人をカメラに収めることはできませんでした。学んだ内容は、テキスト計量分析で形態素分析や構文分析を通じて、 たとえば、源氏物語を(…

ひとえに

写真のわんちゃんは街でみかけたわんこです。ほかのわんこもひとえにわんこに同じという話。東京の楽しみは友人たちと会っておいしいものを食べながら、 数か月分の話をして数か月分の話を聞くこと。 友人とは、自分の代わりに自分の出来ないことをやってく…

いまぐらいが・・・

だんだんとまた中国へ行く時間が近づいてくると、里心のようなものが芽生える。 いつ戻ってくるのとか、学生や友達にメールなどをもらい始め、すると、なぜかあと東京に何日しかいられないな、ふと数えてしまう時間です。 たまRiver、水に流して。私は川の傍…

作品

昨日、金魚たちのため、ホテイアオイを買いました。 浮き輪、浮き草、浮雲。小さい田螺。 金魚たちの目から見るとどうみえるのでしょう。分際とか縄張り・・・。 日々、倦むことなく穴掘り作品を作り続ける我が家の犬氏の秀作です。 浅めの穴堀作品、「庭陰にて…

あじさい

6月の花嫁のようなその白さに惹かれて何年も前に買って帰ったあじさいの鉢植えを地面に植え替えてから何年も。 世話をするひともなく、大木になりました。 夕闇の中、白さはそのままです。

朝顔

木曜日お友だちがチケットとってくれ、上野鈴本演芸場へ行きました。 この晩は、「子別れ」など人情噺もさることながら、お題をもらっては、一枚の紙の中から現れる切り絵の世界と、 都々逸のどこか寂しく艶っぽい声、三味線の音の江戸情緒・・・ そんなものに…

西寧の街

街の人。イスラムモスク、お祈りの時間。漢民族の作った町並みに、多民族が住んでいる。

はたはたと、天と地と祈り

東京さんぽ2をアップする前に、忘れないうちに青海省でみた万国旗のような旗のモニュメントと西安からの飛行機でであった人のことを書いておきます。今回、観光バスの中でもご同行させていただいた神戸大の定延先生とお話してばかりいて、これが何なのかにつ…

路の果て

青海湖の風景を「路の果て」と見たけれど、東京で卒業生と会えるのも何か別の「路の果て」を感じるのはなぜかなぁ。きっと彼らの大きな旅路を感じるせいでしょうね。昨日の夜は、05年の卒業生の3人と新宿の高層ビルで会った。 すでに20代後半。WさんとHさん…

東京さんぽ

寂しさの果てなむ国を今日も旅行く。

暑中お見舞い

PCがあるのはエアコンの壊れた居間なので、東京の暑さをしっかりと味わっています。 桜も夏も後、何回と思わばと言った方もありますが・・・。秋の授業で使えそうな新鮮な材料を新聞から切り取り、教案を考えつつも、暑いと集中力を欠いて、論文のまとめなどは…

洪水

桑田さんのご病気宣言で、ご回復を祈りつつサザンの一番好きな曲「tunami」を聞いています。今年の武漢は雨が多く、先週は長江が流した家などもあると新聞記者の学生が教えてくれました。 数日前には前武漢商工会長さんも写真を送ってくださいました。…

口伝隊のこと

新国立劇場午後1時。 舞台には14脚の椅子。夏の学生服姿の男女が交互に座り、持ち番の箇所が読まれ演じられ、ギターの演奏者の緩急ある伴奏で劇が進められていく。友人が行く予定が都合がつかなくなったからと朗読劇のチケットを送ってくださり、昨日ありが…

地の灯

昨日は横浜で昔の日本語教師の先輩たちに会いました。 またまたカメラを忘れて、毎学期の一番最初の授業で学生たちに見せてあげる日本の写真が品薄(vv;)。 恒例なので楽しみにしてくれるのですが・・・。 今日の一枚は東京に戻ってくるときに空から見下ろし…

モンゴルパオで

3,000メートル以上の高地はゆっくり歩くとなんともないけれど、砂山を登ったり、誰かに追いつこうとすると息か切れ、胸が苦しくなりました。 夕方のパオでの宴席ですすめられた青棵(チンクー)のお酒。前日2000メートルの場所では小さい杯の乾杯にはお付き…