青春の起こる時間
ひどい肩こりが治らないmkですが、週の前半にかたまった授業を終えて、気分は少しすっきり。
三年生作文の授業でもウォーミングアップとして「夏休みの思い出」を書いてもらいました。
クラスメートやガールフレンドと行った万博、中国各地への1人旅、初恋の終わり、家族とのささやかで幸せな時間…、そういうものを読んでいる時間、わたしも彼らと一緒に体験します。
「文は人なりだから、人と同じことを書かないでね、あなたが見たもの感じたもの、考えたことを書いてねと」、いつも言います。すると、学生たちの作文の中に必ずそんなものが見えてきます。
―夏の暑い日、葡萄棚の下で、涼みながら、毎日葡萄を見上げた。実が熟したら日の光の下、種が透けて見えるんだよと隣のおじさんに教わったからだ。毎日待ち遠しく見あげた−
そんなことが書いてあると、読みながら、私たちは一緒に葡萄棚の下にたち緑の葡萄を見上げて、中にに透けて見える種を捜していますよね。
万里の長城で日本人の人にどきどきしながら声をかけた女子学生なども…。
いいなぁ、青春の起こる時間