モンゴルパオで

3,000メートル以上の高地はゆっくり歩くとなんともないけれど、砂山を登ったり、誰かに追いつこうとすると息か切れ、胸が苦しくなりました。
夕方のパオでの宴席ですすめられた青棵(チンクー)のお酒。前日2000メートルの場所では小さい杯の乾杯にはお付き合いできたのに、3000メートルを越すと、ちょっと嘗めただけで、ぐったりしてしまいました。他の方も「烈」とおっしゃっていたので、同じ45度のお酒がきついのは高山反応のひとつでしょう。それでも、顔色も変えずに湯飲み茶碗で3杯飲んでいる方もあり、つわものどもが夢のあと。
「高山病」、中国語では「病」とは捉えず「高山反応」ということを知りました。
天井の青の鮮やかさ。食器も良く見れば書かれたのはモンゴル文字

    
                           
                           


パオの前には、舎利塔。「わっ、お墓でお食事ですか」と聞くと、そんな風に思う必要はありませんということでした。



可愛い高山植物の花たち。湿原の水に反射する光。7時か8時ぐらいまで暗くならない夏の光。

                   



絵葉書色の青海湖とヤク、心和む花たち。
私は十分幸せなのだろうと思えたひとときでした。