trip

青海湖

さて、青海湖のこと。青海湖は海抜3,200メートルの高原にある中国最大の塩湖。この日、菜の花の黄色と空と湖の青さはまるで絵葉書のよう。涼しく、空も湖もブルー。 砂浜に下りると、菊の花が浜に適応しようとして花弁を長くしたような植物がけなげに乾燥に…

納頓荘園

その日の夕食は「納頓荘園」という少数民族の出し物が見られる観光レストランでした。 ジャガイモと鶏の煮物や、どっしりとしたパン、「鹿角菜」という名の野菜の酢漬け、わたしの苦手な羊のゆでたものなど。私はおいしかったけれど、隣のテーブルの男の先生…

旅いろいろ

東京は今日暑かったです。居間のクーラーの調子が悪く、TVからしばしば聞こえてくる「熱中症」にでもなりそうなくらいでした。さて、旅のこと。19日の学会終了後にまず向ったチベット仏教の寺院ターアル寺(ス)です。 右は「転経筒」と呼ばれるもので、「…

赤と黄色

写真を並べて眺めると垂れ幕と夕食のレストランの彩りが何気に同じ、赤と黄色。中国の街の普通の商店の看板は、赤、黄色、青、白、黒が殆ど。 五行の考えからでしょうか?明らかにこの5色だけに偏っている。なかでも赤と黄色そして青。だからマックも中国の…

夜 長春

26日は起きると睡眠不足からひどい頭痛でした。午後なるにしたがって元気が回復。中国語での発表と夕食が終わって一度ホテルに戻るころにはどうやら復活。 関西大学T先生は初めて中国ということであるし、女性3人で、日本帝国主義が「新京」を作ろうとして…

長春から戻りました

旅装をとき、シャワーを浴びて、洗濯機を回す。旅もいいけど、このさっぱりする時間がまたいいですね。 右の一枚は長春の雲。発表が終わって、夕方の晩餐のレストランに入る前に見た空。すこしほっとして見あげた長春の夕方の雲です。移動2日、1日だけの研究…

北の空から

昨日バタバタと3学年のテストを終え、今日は、研究会のため長春に来ています。 といっても、まだ空港とホテルだけで、久しぶりにお目にかかった先生方とおはなししたりで、特に「長春」感じるものはなしです(笑)。ただ、5年前と同じく、武漢より空がちょっ…

三陽鎮

鎮とは日本の群の下部の町ぐらい。京山県三陽鎮は武漢から2時間程度と聞いていたけれど、行きは漢口古田で集合後、貸切バスで2時間半、今日は一足先に戻る方といっしょに長距離バスで帰ってきたため武昌駅まで5時間の道のりだった。鎮(町)の人民政府が…

早起き鳥

武漢郊外京山県三陽鎮というところに行き鳥の観察会に参加してきました。今朝は大学の森で聞くよりやっぱり倍ぐらいの鳥の声を聞きました。 朝6時、隣の大学の女性のQ先生といっしょに朝ごはんを食べに出て、その後、長江日報のS記者が持ってきてくださっ…

短くて長い物語

3泊4日で日本に帰ってきました。大事な用を済ませ名古屋で友だちと会い、PCも手に入れてきました。 トンボ帰りの旅は短くても、その物語は書き始めれば、長い物語。戻って武漢は35度、今日は授業が終わって、午後は雨になりました。日本はけやきの新緑…

也愛武漢(イエアイウーハン)

穴を掘って涼んでいたような東京の夏から一変、武漢のいつもの、そしていつもよりまして忙しい生活が始まってしまった。なかなかブログを書く余裕がなく、ちょっと気が抜けましたが。 ポストオリンピック(オリンピックが過ぎて)の「鳥の巣」は、あの開会式…

我愛北京

我愛北京(ウォアイペイジン)。I love Beijing. 北京はまるで昔愛した人。会えるだけで嬉しく、すっかり武漢のことなど忘れて走り出して懐に飛び込みたくなる、そんな感じ。 おそらく若い私が初めて感じた中国の気配がまだどことなく残っているからだろう。…

赤壁三段重ね

1月3日六本木ヒルズで帰国疲れで居眠りしながら見た「レッドクリフ」、まだ寒さの残るころ学生に連れられて行った元赤壁建設局長さん宅(大学近くのアパート)、そして夏の方言調査で突然行くことになった赤壁の古戦場。今年の赤壁とのご縁、赤壁三段重ねの…

富貴にかかわらず

8日間の聞き取り調査を終えてあす武漢に戻ることになった。赤壁に行った日以外連日8時間聴き続けた嘉魚県の漢字音は3700個に上る。音韻調査が基本だということが身にしみてわかった。 聞いてはIPA表記に直していく作業、夜ベッドに戻るときも、「ブシュエ(…

猫の撮影代

今日はなんども電気が落ちた。つまり停電。じつは書きかけて今も宿の前の変電器かなにかがボン!という音をたてて落ちた。どうみてもPCに悪い。夜11時の部屋は、クーラーも止まり、PCの光以外部屋は真っ暗け。 これが急激に冷房を使い出した中国の現実。80年…

上海の歩き方

さて、上海のこと。 上海は数えれば7−8回目。そのうちの3−4回は卒業生とご飯を食べただけ。 今回は上海のフリーペーパーライターとしてご活躍中の りけん老師が、風の便りでこの夏には完全帰国かもしれないとのことで、老師帰国前に上海を歩いておきたいと…

雲の見る夢

今日は午後、課題の本をやっと一冊読み上げた。実は読んで終わりではなくて、書き上げて終わりなんだけど、まだ道は遠い。それでは昨夜の続きを。 HMさんの家に着くと、びっくりするほど大勢の人に迎えられた。彼女のお誕生日ということと、日本から「国際友…

星を纏って旅をする

本日夕方5時に大学に帰り着き、6時20分からの1年生の授業を終え、お風呂に入って、PCに向かっています。24日は友好協会の友だちに会って漢口で思ったよりゆっくりしたため、目的地に着いたときは日もとっぷり暮れて星をたよりに道を急ぐばかりだった。実は、…

市場の色

やっぱり疲れて、今日できたことは市場に野菜を買いに行ったこと、大連から送った本を受け取りに行ったこと(13キロもあった)、いくつかのメールに返事を出し、校門の近くに停めていた自転車を取りに行ったこと。きたない子犬のマスコットの付いたおんぼろ…

At 大連

学会も昨日無事(?)済み、その午後、大連外大の旅順校へのバスツアーに参加、二百三高地や軍港は外国人はバスから降りることが許されずバスの中から憂鬱な気持ちで眺めた。 大連は3年前にも来ている。そのときの中国東北地区の旅では長春、瀋陽、大連の3都…

老友面

どこの地方にも特色のある「小吃(シャオチー)」と呼ばれる軽食の類があるが、南寧では比較的河口にも近いせいか、カワニナの類が夜市でも売られていた。そして、その蜷入りラーメン(フェン)屋さんが何軒もあって、麺好きの私としては記憶に残る麺のひと…

南寧−遠来の客

中国の大学はこども美しい。広西大学も蓮池には極楽のような蓮の花が咲き、睡蓮の池では朝早い時間だけ睡蓮が目を覚ます。モネの絵だ。 南寧市は「緑城(緑の街)」と呼ばれ、一年中緑に覆われているそうだ。空も南国の青空、武漢より空が青く、高い椰子の木…

3日目のハノイは、ホーチミンの眠る記念館(廟)やホーチミンの故居などを見学した。中国の天安門広場にあたるその広場には熱心に朝の運動をする市民たちがいっぱい。傍には外交部や中国大使館などがある。 廟に入るには厳重な安全チェックと服装のチェック…

チャン・ジュン・ダー(ZJD)に会いに行く

大学の郵便センターに荷物が届いていると電話があったので取りに行く。日本の某女子大で先生をする友人から。学生さんたちにやっていただいたアンケートだ。これで大連の発表の中味がなんとか。持つべきものは友達、そしてずいぶん前の夏の空を思い出す。 さ…

マイクロウェーブ

シェリーさんが明日帰国すると言うことで電子レンジをくれた。9月からの学期忙しいとき、秋が冬に向かうとき、シェリーさんの暖かさを感じるだろう。 ちょっと気を取り直して、旅の話。世界遺産ハロンベイの風景を少し。 ハロンベイは細長いベトナムの先っぽ…

風に吹かれてベトナム

ベトナムまで行ってきました。だってこの時期、武漢から広西省南寧までの片道飛行機代が値引きなしで1290元もしたというのに、南寧から3泊4日のベトナムの旅が900元なんていうのですもの。どういう貨幣価値かしらん。地続きのベトナムはトヨタハイエースで揺…

風まかせ

7月に入ってから、かなり「日記」ペースでしたが、ここ数日宿題に時間をとられていて更新できませんでした。 というのも章さんに誘われ明日の午後から広西自治区の広西大学で行われる日本語教育夏季研究会に行ってくるからです。これは実は中国人の先生向け…

Hongkongモザイク

香港ではネット言語、司法界の言語、方言と少数民族言語、言語態度、言語選択とアイデンティティー、メディア言語のディスコース分析などといった発表内容を聞いた。それをやっと22ページにまとめた。 先週土曜日は半日遊びに出かけたので、そのことを書こう…

木綿花(ムーミィエンホア)

さよならケンブリッジ。 そっと去って行くよ。 ちょうどひっそりとやって来たように。 そっと手を振って、 西の雲に別れを告げる。 中国の現代詩人徐志摩がケンブリッジ大学を再訪して、帰国にあたって詠んだ詩「再別康橋」。深センでは卒業生たちとも会えた…

100万ドルの勉強会

栄養たっぷりの香港学術の旅から戻りました。北京や上海、南京にも同好の師や士が増え収穫もいろいろです。 昨夜は6時までの発表会のあと、8時にレセプション終了後、北京の民族大の先生と急ぎビクトリアピークへ夜景を見に行きました。右はその時の写真。…