納頓荘園

その日の夕食は「納頓荘園」という少数民族の出し物が見られる観光レストランでした。
ジャガイモと鶏の煮物や、どっしりとしたパン、「鹿角菜」という名の野菜の酢漬け、わたしの苦手な羊のゆでたものなど。私はおいしかったけれど、隣のテーブルの男の先生はお腹いっぱいにならないとおっしゃっていました。

小麦の仲間、青棵(チンクー)で作ったお蕎麦、甘酒のようなもの、それから白酒(45度)もありました。
手前が鹿角菜、よく見ると確かに鹿の角のよう、奥が青棵の甘酒風。


出し物は歌、踊り、そしてブランコ乗り、そして観客から3名有志を募って、お店側の新婦3人と求婚物語を演じます。
言語の「可動性」についてキイノートスピイーチをされたオランダ人の先生が長女のお婿さん役を他に次女、三女のお婿さん役を中国人の先生たちがユーモラスにそれぞれ演じられました。

               


2日半に及ぶ、研究発表とお昼を食べながらでも続く意見交換の後の果て、
旅の夜は、かくのごとく更けてゆきました。




写真でご一緒に青海省をほんのすこし味わっていただければ幸いです。
つづく。