赤壁三段重ね

mklasohi2009-07-18


1月3日六本木ヒルズで帰国疲れで居眠りしながら見た「レッドクリフ」、まだ寒さの残るころ学生に連れられて行った元赤壁建設局長さん宅(大学近くのアパート)、そして夏の方言調査で突然行くことになった赤壁の古戦場。今年の赤壁とのご縁、赤壁三段重ねのクライマックス。
合宿地から赤壁のバスターミナルまで約1時間、そこからタクシーでまた40-50分ぐらい。私も持って行った「学生証」のおかげで入場料は半額の30元だった。
古戦場と書いた門から、勝利を祝って周瑜が「赤壁」と刻んだ摩崖石刻までがけっこう長い道のりだった。
「猟奇的彼女」似のPYが弩という一種の射的ゲームで遊ぶというし、諸葛八掛陣という名前の迷路が作ってあり、そこも入るというし、私を除いてみんな20代後半の博士課程の女性たちだが、炎天下すでに充分歩いたのに何故迷路にで迷わなきゃいけないかよくわからなかったけど、子どもみたいに皆で迷った。
長江の眺望台に上り、冷房のない暑い陳列館に寄り、お金儲けのお寺にも寄り、スイカ売りからスイカを買って、やっとやっと着いた赤壁石刻は、視界が開けるや長江の波は太陽を反射して光り向こうに船が行くのが見えた。その昔ここで魏・呉、蜀の戦い、曹操劉備孫権がと、三国志にほとんど興味がない私、ここがそんな戦いの舞台だったのかと不思議な気持ちになる。
いつも人は慾を増やしては誰かと戦いにいく。


さて、陳列館の諸葛孔明像。レッドクリフで見た金城武ちょっと似ていませんか?つまりかっこいい。