狗年旺旺 2

mklasohi2006-02-09

北京 
29日(初一) 王府井のホテルに車で送ってもらい、ベッドにもぐりこんだのは3時過ぎ。目が覚めるとお昼だった。(笑)
 食事と空港バスのチェックのために西単へ行く。バス停でバスを待つ間、面白いところがありますかとお年寄りに聞いてみると「地壇の廟会(縁日)かしら。バスでも行けますよ」と親切に教えてくれた。中国の年画の男の子と女の子がそのまま年をとったみたいなお二人、北京のお年寄りは話好きだから話しかけてみるといいと聞いていたが本当でした。
地壇の縁日に着いたときはもう夕方でいくらも時間がなく、入るのを諦め、近くの雍和宮に行ったがこれも閉園時間(ああ)。道を挟んで「集賢街」と門のある通りに心引かれていってみる。Karenさんと行き当たりばったりの探検。
孔子廟」や元、明、清にわたって最高学府として賢人を輩出してきた「国子監」がある。いわば昔の国立大学。科挙の試験なども行われてきた所。中国で教育に従事する者としては、ぜひ見学したかったのだが、これも閉館時間(嗚呼)。警備のお兄さんにちょっと未練がましく話しかけると、清代の貪官・和珅や紀暁嵐もここで学んだと教えてくれた。
 文教地区の落ち着きのある通りを歩くのは気持ちがいい。その上、さほど歩かないところで、小さな珈琲屋さんを見つけ、2時間以上も日もとっぷり暮れるまで何を話したか、暖かな店に座り昔の大学通りを楽しんだ。胡同なのでトイレは外の共同トイレだったけど、ドアを開けて外へ出ると初一の花火がドンドンと耳をつんざいた。
   
*おお、初公開!:孔子廟「友人宅、彼の名前はConfucius(孔子)」と言ってKarenさんにウケたところ。皆さん元気ですよ。
 30日(初二)
午後A先生ご一家にあちこち連れて行っていただいた。まずは龍潭公園の廟会(縁日)。上野公園の不忍池を思い出す広い広い池の周りにたくさんの屋台。気温が下がって、デジカメが働かない。サンザシの実を串に刺さして砂糖でコーティングした北京名物フールー糖がおいしい。
夕食は北京の名物・炸酱麺の老舗。北京でジャージャー麺を食べるのはこれで3度目だけれど、さすが老舗はたれが違うし、老北京の雰囲気を今も残し、ウェイターさんたちの格好も昔のまま。10種類の北京小吃をと選んでいただき、甘いものも多く、嬉々。
いくつか支店があるようですが、私たちが行ったのは、「老北京炸酱面大王」海淀区甘家口〓光路11号楼海碗居。北京に行くことがあったらどうぞ寄ってみてください。

夜は「老舎茶館」でお茶を飲みながら、伝統芸を見る。京劇の一節から、物まね、変臉(仮面を瞬時に変えていく芸)など1時間半。 2年前のお正月4日に上野鈴本に初席を友人と見に行ったときのことを思い出す。丁度そんな感じです。

晦日は餃子、初一と初二は麺を食べるという伝統にも叶った一日でした。
非常感謝A先生一家人。