魚と熊の手

mklasohi2012-04-21

花金の昨日夜、公務員になったCさんに誘そわれ、東湖のちかくの土家族の農家料理のお店で晩御飯を食べた。車の運転はCさんの上司。
このあたりに何軒も並んでいる簡単な作りの農家料理だがここは初めて。「土家菜・恩施」、つまり湖北省の恩施に住む少数民族土家(トゥチャ)族の料理ということ。恩施は同じ湖北省内とはいえ、車で17時間、飛行機で1時間以上かかる。
ウエイトレスさんは、見るからに漢民族とは違う。恩施からきたのかときいたらそうだと言っていた。詳しく話を聞きたいと思うや、奥に注文を伝えにいってしまった。
お料理は、地鳥とジャガイモの煮もの、ブロッコリの茎様の青物の炒め物、おからのぐつぐつ鍋、大学芋ならぬ餅の砂糖揚げ?トウモロコシジュースなど。
車でなくてはこれないせいか、お客さんは意外と少なかったが、鄙びた味ながら、どれも美味。
40代なかばの上司の方、中堅公務員はたとえば土地の私有制許されてない中国でも立ち退きひとつにしても、骨が折れる仕事、「どんなに優秀な人でもこれほどの人口を満足させられるわけがない」と。そこで教えてくださった諺は「魚和熊掌不可兼得」。
魚と熊の手を一挙に手に入れることはできない、何かを得ればその苦労も付き物だ。

それでも魚か熊の手の選択かなとも思いつつ。
今日から気温が28-9度まで上がるという予報。

それから、12月開通予定の武漢地下鉄2号線梅の花ピンクのリボン。開通すればすこし渋滞が解消されるでしょう。