ヨコトリ+

この日、1時間だけ横浜トリエンナーレを見てきました。

コンパクトに見て回れるよう、横浜美術館会場だけ。会場はほかに、日本郵船海岸通倉庫、ヨコハマ創造都市センターの2つの会場があるのだからおよそ三分の一程度しか見てないことになる。
その上興味があったのは黄金町バザール2011「まちをつくるこえ」やBankART LifeⅢ "新・港村"などの連携プログラム。最近、自分たちの町を大切にする動きが被災地の復興にかぎらず興味深い。地球を大事にした生活をしながら、自分のいる場所を楽しく再生すること、生かすこと。
こうした展示はぜんぜんみる時間がなかったので、全貌はわかりませんが、1時間のヨコトリもそこそこ楽しめました。

現代美術展はよく醜悪なものもあったり、アイディア勝負で説明を聞かなくてはその意味がわからないものはどうだろうと思うのですが、横尾忠則さんの三叉路シリーズとか、立石大河亞さんの未来都市とか面白かったですし、心に秋風のように沁みこんできたのは写真家荒木経惟氏の愛猫の生と死の組写真でした。
生き物を飼う人はだれしも、その死に心に穴の開くような悲しさを経験するものでしょう。いきものとすごした時間の可笑しさと柔らかさ。
わたしもこの夏、うちの犬とよく散歩しました。めだかも存在感を増し、葉の茂るバジルや紫蘇にも心を分けました。

あ、さて。写真は中国の作家が、布で作ったオブジェ。それぞれの作品の上に中国語で「ずぼん・シャツ、靴下・・・」とその材料となったものの名前が書かれています。
今回の展覧会は撮影禁止の印があるもの以外はカメラ撮影が許されているというのも驚きでした。


そして、+今日もお友達に誘ってもらい、お芝居を見に行ってきました。米倉斉加年さんがおじいさんを演じる絵本のようなトルストイの舞台。
自分のものは「自分の体と自分の働き」だそうです。


武漢へは9月1日の防災訓練が終わって2日に戻ります。