永難遺忘

遺忘(イーワン)は忘却。
お茶でもでも飲みながら音楽をと思って出会った曲。
どこかでみた映画シーンか、CMのようと思ったのに、聞いているうちに耳が止まり、手も停まってしまった。
薛嘯秋(シュエシアオチユウ)「遺忘」。原曲はアストル・ピアソラの「Oblivion」。

静かな夜や、曇り空の日、誰かを思う時、何もしたくないとき、何かをのりこえようとするとき、振り返って反省する時、空を見上げるとき、波が引いて行くのを見るとき、思い出のふたを開けて何かをとりだすとき…

思い出は忘却ではなく、とっておいていいのだと。「遺忘」のテーマとは逆に、永く覚えておけばいいとそんな風に聞こえてくる…。

薛嘯秋は子どもの頃、日本で育ち、武蔵野音大の先生にピアノを習ったのだそうです。よい演奏をありがとう。人気がでてきそうですね。

よかったら聞いて行ってください。永難―「遺忘」。