博物館の日

mklasohi2011-05-19

5月18日は博物館の日で、中南民族大学の博物館が公開されると声をかけていただき、見てきました。

10年前の調査では漢民族が12.4億人、少数民族が約1億人だったようですが、この博物館はその55の少数民族のうち20以上の民族の約1万点の品物を収蔵。刺繍、民族衣装や、家具、道具など。
印象的だったのは、海南島の黎族の展示と儺面(Nuo面)という仮面劇用の仮面。壁一面に飾られ、日本のお神楽か何かの仮面みたいで親しみを感じました。すこし小ぶりでしょうか。
高倉健主演の映画「単騎、千里を走る」にでてくる劇がその一つのようです。ただ、そういう一つ一つの収蔵品に対する説明がないのがもどかしいところ。

写真はモンゴルの馬頭琴
よく見ると日本の着物の柄の「青海波」と同じような波の表現、昇る赤い太陽。草原の民がなぜこの美しい波の模様を描いたのか気になりますよね。

また、下記の「布に描かれた物語」。結構残酷なシーンなどもあるのですが、すこし悪戯そうな麒麟のような神獣が飛び跳ねてまわり、それを男たちが追いかけています。何がこれを書く動機だったのか…。
                        
こちらリンクで所蔵品がいろいろご覧になれます。
建物の外観はこんな感じ
 
                  


のんびりできた1週間もそろそろ切り替え時が近付いています。