梅屋庄吉展など

先週日曜、上海でフリーのデザイナーとして活躍中のYさんとお友達のSさんが遊びに来ました。あいにくのお天気でしたが半日ご一緒しました。

待ち合わせは閲馬場「辛亥革命博物館」。

来年の辛亥革命100周年を記念してなのか政府の博物館無料公開施策のためか、いままで20元の入館料が無料になっていました。そして偶然、日中間の摩擦により開催が延期になっていた「孫文と梅屋庄吉展」が始まった日でした。10月、この展示中止報道によってYさんが久しぶり連絡をくださったので、不思議な巡り合わせです。
梅屋庄吉孫文の革命に2兆円も支援金を出した日本人。(読売オンライン記事武漢在住のかたは、展覧会は今週の日曜日までですから、どうぞ足を運んでみてください。



そのあと、歩いて武漢の小吃(シャオチー)が食べられる戸部巷へ。わたしも1年以上ぶり。


「小吃」は日本でいえばたこ焼きとか、たちぐい蕎麦のような食べ物。地方地方に特色のある小吃がありますが、高級な料理というわけではないので、日本でもし中国人にお好み焼きをご馳走すると、なんだ「小吃」かと思われてしまう可能性があります。日本人はご当地の特色のあるものが食べられると嬉しいですが、その辺の感覚が違うかもしれません。
戸部巷は武漢で400年も続く「小吃」通り。特に朝ごはん・武漢語で「過早」の通りと言われていますが、お昼でも夜でも大丈夫。
長江の港湾労働者のお腹を満たす通りだったようで、以前は日本人の方ならお腹を壊さないか心配になる雰囲気でしたが、ここ2-3年武漢も観光スポットの一つとして力が入り、小吃老舗も集結し始め、環境が良くなりました。あの圧倒的な猥雑さが恋しくなくもないですが、衛生度が上がるのはいいことですね。この日、是非もの熱干面や豆皮などを食べ歩き、このところ私に第2次熱干面ブームが押し寄せています(笑)。


戸部巷から歩いて長江にかかる一橋を下から見上げ写真を撮り、フェリーで漢口へ渡りました。


租界をゆっくりあるく間もなく、ご希望で、ケーキを食べにSAKURA海寿街店へ。海寿街店あたりは老漢口の深く奥まった場所で、租界時代の建物の後ろにかぶさるように新しい高層ビルがたち、昔の建築物はどんどん呑みこまれていくよう。



新店舗オープンでお忙しいpattissierMKさんが新店舗に案内しましょうと連れて行ってくださることになり移動。新店舗はモノレール(軽軌)友誼路からすぐ近く。

喫茶部はまだオープンしていないのですが、メニューではコーヒーは6元から8元台。武漢のコーヒーはスタバで20元以上、安いお店でも12-15元はするので、破格の値段設定です。それは「うちはケーキ屋なのでケーキより高いコーヒーは許せないんです」なのだそうです。パテシエ魂ここにありですね。
自らがおいしいコーヒーをいれてくださり、晩御飯も食べに行くことも忘れ、4人で上海へ帰る飛行機の時間ぎりぎりまで。
Yさんの「食を求める旅」の終わりのCozyな時間でした、ね。