嘉魚県の暑い夏

mklasohi2009-07-07

嘉魚県に来て2日目。
嘉魚県はスーパーもあればも裁判所も、バイリンガル幼稚園もある想像以上に立派な町でした。
かつ何も事前にわからない中国式合宿は、予想以上にハードな音韻調査。今日は一歩も外に出ていない。
今朝は8時から、停電で冷房の利かない宿の会議室で、修士と博士、武大の教授も含め26名ほどのすし詰めで、インフォーマントの方の発音を記述した。武漢から2−3時間程度の内湖北省ながら、江西省などに散らばる贛方言の影響を受けて、声調も5つ(北京語は4つ)まったく初めて聞く音もあって、北京語をもとにした普通語がとても簡単に聞こえてしまう。日本語の中にも中国の中古音が残っているが、こうした方言の中にも保存されている。

夕方6時に終わって、それで終わりではない、7時から音声解析ソフトの授業が9時まで、そしては昼間の音をその先進ソフトで解析する宿題が当然のようにでて、宿題が終わったのは夜11時半を回っていた。

必要なものを買っておくようにと言われて昨夜皆でスーパーに買い出しにいったが、籠城に備えよとの意味だったのだ。写真はその時見つけた看板。嘉魚冬季水泳協会。凍える冬に泳ぐんだ!

この調査の引率のユーチ―老師は真面目なことで有名だが、院生たちも本当によく付いていく。
今日は外は夏空、目と鼻の先に、青く、川か湖が光っていた。でも、今日は全く散歩どころではなかった。やれやれ。
私の夏の我慢大会。