水のむこう、雲の向こう

昨日は同学たちのテーマ発表会もあり、私も午前中論文の構想のことで中文系の教授のところに行ってきた。まったくダメとはおっしゃらなかったので、さて自分自身がもう少し見晴らせるところまで…、いけるかな。


実はまだらちゃんがおととい帰らぬ魚となって心にちょっと穴が開いた。服務員さんが小さいエアーポンプも持ってきてくれたし、相変わらず池にも水を汲みにいった。つぶらな瞳が可愛かった。小さいヒレで争いをよけて浮かぶ姿がダヴィンチの飛行船みたいでもあった。

その日はまた、よい友達だった韓国人女子学生がタイ経由で帰国してしまう日でもあったし、ソフトウェア学院の日本語教師サイヤ人さんとも帰国前の小さい宴をもった夜でもあり、別れの寂しさを感じるそんな風が吹いた。

一人になった銀ちゃんのために、水草を買った。それから今日は、池から小エビをさらってきた。ごめん。うっかりして小さいエビ2匹を流しに流してしまった。かれらは無事川にながれつきましたように。ちょっと大きめの小エビと銀ちゃん。

ところで明日から中文系の方言調査団に参加してきます。本来今日からの予定が一日伸びた。わたしの興味はいわば社会方言でいわゆる方言ではないが、これは中国にいればこその貴重な機会ですから体験してきます。目的地は湖北省内の嘉魚県というところ。(よい魚のいる村?)

そんなわけで少々不在にしますので、銀ちゃんの写真でもお楽しみください。新入りエビちゃん(あら、どこかで聴いた名前)もじつは写っています。探してみてください。
次の更新は魚村からか、戻ってからか。服務員さんに頼んでいく銀ちゃん、えびちゃんの運命やいかに。いつも未来は水の輪の向こう。
外は雷も鳴りだし、夕立。あすの雲行きもどうだろう。



↓在りし日のまだらちゃん。