おなかいっぱい、頭もいっぱいの週末

mklasohi2009-02-22

D1のベトナム人博士生のRさんが呼んでくれ同門博士生たちとお昼をご馳走になった。生春巻き、あげ春巻き、パイナップル入り鍋物、もち米の蒸し物。異国、狭い寮でこれだけのお料理。
最高学府国立ハノイ大学の中国語科の先生で、国費留学。私が3ヶ月ぐらいかけて書き上げた古典的著作の論評の宿題を、課題図書は違うものの4日間で仕上げたつわもの。さすがだなぁと感心するのみ。彼女は中国とベトナム仏典が専門。
お食事しながらの話題は、デトロイトの大学にある孔子学院(中国国家が世界の大学と共同で建設中の中国語普及機関)にいるWYのことや、カナダの農場を買った同門のこと専門の話。WYは創生期の孔子学院で枠組みづくりに苦労している。狭い部屋に集まった人たちも中国だけでなく、様々なところに散らばるのかもしれない。
学生の作文添削がまっているので一足先に失礼させてもらった。

それから昨日のこと。章さんがベトナムでお世話になったZJDと私を招いてくれ、まず自宅へ行き、そのあと、ご主人ともども「トマト魚鍋」を武漢工程大学の近くに食べに行った。章さんは5月にママになる。同じ年のZJDは3ヶ月男児のパパ。

トマト魚鍋屋さんは、小さくてちょっときれいとは言いがたいお店ながら黄石出身コックさん秘方の焦がしにんにく、唐辛子、山椒の味付けのスープに半切りトマトと白身魚でおいしかった。武漢もまだまだ食べたことのない料理に行き着くものです。

夜の雨が降り出す前に、4人でお店まで歩き、昼に歩いた分と足して2万歩なったが、それでも口福不浅の週末になった。
それにしても、章さんのマンション一帯の変貌ぶりに目が点になった。章さんのマンションに前回行ったのはおそらく昨年10月。指折り数えて4ヶ月程度で、まわりの古いおんぼろな家々は多くが跡形もなく、いつの間にかにょきにょき同じようなマンション群が立ち、まだ看板さえ取り付けてない中型のスーパーが営業を始めている。夢でも見ているような、一体これは、ここは…という変容ぶりだ。
武昌でもこのあたりは、大学・大専が密集していて、中国全土を見ても有数の文教地区だろう。裕福な大学関係者、文教的な環境のよさを好んで住む裕福な層、そんな人たちが買ったセカンドハウスでルームシェアをする学生たち、とそれぞれの大学近くには住み手はそれなりにある。そのためか、不況はどこだと言わんばかりに未だに建て続けられている。それでも値が暴落したマンションもあることでしょう。
やれやれこれが武昌洪山地区の2009年なのですね。