Old Wuhan

mklasohi2007-11-18

漏屋更遭連夜雨。雨漏りのする家に連夜の雨(泣きっ面にハチ)という諺があるが、昨日の朝、寝坊をしていたら、台所から滝のような音。錯覚だろうとまた眠い体をベッドにもぐらせたが、喉が渇いて、台所のドアを開けた。果たして、台所にある洗濯機の上に滝のように水が滴り落ちていた。前日は湯沸しポットから煙が上がったし、連日の雨ではなないが、煙と水。折角なおった洗濯機が明日まで使えないし、煙はけっこう危ない。
それから、ばたばたと用意して、約束の武漢博物館に行った。なんと「ルーブル博物館展」の市民無料解放日で、持っていった「学生証」に出番がなかった。
ルーブルには8000点の銅版画があり、それは博物学の時代の仕事を反映してもいて、タコやロブスターの版画が精巧。実は目当てはこれだけではなく、前回ゆっくり見ることができなかった武漢の歴史展示だった。漢口の街から江灘を見渡すパノラマ写真などもある。オールド武漢を感じて空想の街の音を聞く。
夜はそのままチケットをとってあった黄梅劇を見に行ったが、現代風にアレンジされ過ぎていて、居眠りばかりしてしまった。分かりやすければいいというものでもないと思う。
ま、それでも、雨の夜に、古い会堂で街の人たちに混じって演劇を楽しむ土曜の夜というのは悪くはないかもしれない…。