砂に書いたラブレター

mklasohi2007-05-27


昨夜、青島から帰ってきました。想像以上に青島は美しいところ。海があり山があって、街全体に公園のような統一感がある。洋館の咲き乱れる小バラの庭、まるでどこか地中海の町かと思う爽やかさ、あっさりとした料理、豊富な海鮮。本当に住みやすいことだろう。
それに比べ武漢のゴッタな、激しさ、暑苦しさ、べらぼうさ。
武漢に飽きたら是非青島に来てください」と青島の大学の先生から声をかけていただいたが、それもいいかもしれませんねぇ。
さて到着2日間は雨と霧で先が見えなかった。シンポもなかなか混乱の滑り出し。でも、ユィホウティエンチン・・・雨後天晴。2日目午後最後の自分たちの発表の頃には空も晴れその後は青島の爽やかさを満喫するのにふさわしい美しい風薫る5月になった。
昨日は、この秋、青島の大学から武漢の大学に移られる予定のI先生に私の重いバックパックを担いでいただき海洋大学の近くや旧市街などをご案内いただいた。お世話になりました。お礼は武漢で。

今回は、日中対照言語学の学者の方や異文化コミュニケーション学の研究者の方々などともお知り会いになり収穫もいろいろとあった。また、中でも日本語教師なら知らぬ人はいない斯界の大御所○○○瑞枝先生にもお会いでき、ゆっくりお話もし、武漢日本語教育にとても興味を持っていただいた。事前にどなたが来るか連絡もない中国式、予想もしなかった展開のひとつとなった。
一目お会いしたかった林少華先生とも晩餐会の終了後、廊下で立ち止まって言葉を交わすことができた。大学の中での翻訳家の孤独。でも。先生ははにかみ屋のいい方でした。
発表内容は秋までに章さんときちんとした形にまとめ、調査にご協力いただいた方々にもご報告したいと思っています。                                
                           

 高校時代の同級生から武漢は住みやすそうですねとメールをもらった。日ごろの私の宣伝が効きすぎたのかな(笑)?
いやいや、付き合う相手に喩えるとしたら、スマートで頭のいい青島君、ガサツで粗野な武漢君。高校生の昔なら間違いなく青島君を選んだだろう。
荒削りな中の人間性、ガサツな礼儀の中の思いの暖かさ。泥色にながれる長江。うーん武漢君を見捨てるわけにいかないね。
砂に書いたラブレター。武漢君、君のためにまだできることがありそう。