ロシアから来た絵たち

mklasohi2006-10-29

日曜日にもすでに準備など仕事のある身にとっては土曜日が幸せ。自分に何かを課すことをしない日。外の空気を吸いに行ったり、すっかり甘やかす日。
昨日は武漢博物館でいま開催中の「19世紀後半ロシアリアリズム絵画展」という展覧会を見てきた。今年は中国の「ロシア年」で、118作品に9600万ドルの保険をかけて開かれている。
中国的な欄間のある2つのホールにところ狭しと展示され、50センチほど手前にロープが張ってあるだけで、すべて絵が、ひどいばあいは、上下に展示されたり、照明が適切でないものもあり鑑賞環境として十分な配慮されているとは言い難いが、力のある画家の作品が揃っていて、非日常の時を楽しんだ。
 題材は風景、宗教儀式やお祭り、肖像、元気な子どもたちを描いたものもある。水溜りに写る雲の色や絵の中で生きる人の表情に、その人や画家の過ごした午後の時間などを感じるのが好き。
「フラッシュ撮影はご遠慮ください」とは書いてあるものの、写真は撮り放題。売店カップ麺が売られていてその前のロビーで食べている人たちがいるのが、日本の展覧会では見られない光景です(笑)。
 場所は漢口駅近く、青年路。2階に古代から近代へ武漢発展の軌跡が展示されている。3階も文物の展示があったが時間切れで見学できなかった。近代的な施設で、15元で半日たっぷり楽しめます。
こちら でその一部も見られますが、画家の名前が「克拉姆斯科依(クラムスコイ)」のように全部漢字だからちょっとくらっときます。