意識することとしないこと

一年生も順調に芽を伸ばし始めた。大きくスクリーンに映し出した品物を「あれは何ですか」と同学と練習。自分たちの手元の「これ」と「それ」を終えた後で、「あれは」と聞くのに丁度よい遠さだ。
1〜3年、8週目からは大学院、その全てにおいて自身に課していることは、どの技能、項目を伸ばすために、何をやるかということと、何のためにこの活動をやるのか意識して行うということ。学生のモチベーションの向上にもつながるし、期待した効果がでなかった場合でも、分析したり反省ができる。「個人化」の活動は初期から行っているが、個人の出し方ということに無理じいはしない。日本理解の底上げは、一歩一歩進めていくつもりだ。
今日の授業は外への門にいちばん近い、近代設備の整ったビル。終わると外の風を吸いに出たくなる。でも、あさってまでちょっと我慢と、キャンパス内の屋台の果物屋さんで蜜柑を買い、校内スーパーで買い物をした。これが面倒なことに、万引き予防にロッカーに荷物を入れなきゃならない。(街の多くのスーパーもそうだが)
 買い物を終えて、荷物を取り出そうとしたら、今日は引き換えのバーコードの入った紙をどこかに落としてしまってない。それでなくても電車の切符とか、意識が飛んでしまう方、習慣にない小さな紙切れの管理はよほど注意しなきゃと、いつもはかなり意識してきたのだけれど・・・。
「今度からなくさないよう気をつけてくださいね」と念を押しながら、お店のお兄さんが荷物を渡してくれた。
異国に暮らすと意識を保つ必要のあることって増えますね。