北京黄沙の歴史

武漢も大気汚染はありますが、黄砂はとくに問題になってはいません。北京はこのところひどい黄砂に襲われているようですね。朝のネットのなどで目に留まったその他ニュースをちょっとメモ。
1黄砂の歴史 
出典は書いていない。記載されたもので一番古いのは440年北魏の時代で、家屋、人命の被害も出たとある。隋唐の時代は殆ど記載がなく(これはこの時代政治の中心が北京に無かったことと関係している)、遼金元代では太陽をさえぎって真っ暗になったなど多数の記載があるようだ。明代276年中95年発生。元代における西山の森林伐採の影響が明になって顕著になったせいで、北京黄砂の歴史の中でも数少ない激しさだったらしい。気候と周辺の開発に原因があるということだ。
http://news.163.com/06/0418/10/2F008JBQ0001124J.html(中国語)
「北京风沙史」(易網新聞中心)
この記事は「北京强沙尘暴史和周围生态环境变化」(中国経済史論壇)を要約して書かれたものじゃないかと思える。
http://economy.guoxue.com/article.php/4942/

2自転車結婚式 
北京大学医学部の博士が昨日自転車でお嫁さんを迎えにいった写真。30人ほどの後輩たち(うち3人が新婦側)も後について走り2kの隊列ができ、交通違反に問われたらしい。花とリボンで飾った自転車の後ろに花嫁を後に乗せて走る写真はほほえましい。ネットで知りあったというのも今風で、この結婚式は花嫁の発案だそうだ。
http://news.163.com/06/0419/05/2F241H1I00011229.html

3「中国人の欲しいもの」 
広州を中心にする「New Weekly magazine」が昨年7月中国人24000人を対象に行った標記調査の結果。1位.お金73%、2位.世界旅行65%、3位.国力54%、4位.素敵な車49%、5位.大きな家48%、6位.知識45%、7位.もっとおおくの友人44%、8位自分の事業37%、9位一攫千金27%、10位ロマンス 
(英字新聞「21st Century」4月12日号、棒グラフのみで、対象・調査方法等詳しいことは一切不明)
 日本で同じ調査をするとどんな結果だろう?3位国力などはでてこないでしょうね。私が国内旅行だけでもあちこち行くと「幸せですね」という答えが返ってくる。
大きな家も、素敵な自動車も自転車で走りながら横目に見える。上記の北京大学医学部博士はこのトップ10の中のいくつも手に入れられるだろうが、それが自転車結婚式を生涯の思い出にしたのがちょっと面白いかな。