電車男

こんばんは。「魅惑の鼻声」がお聞かせできなくて残念なmkです。
映画「電車男」を見ました。大学院の授業で、日本の事象の一つ、ネットの日本語という問題を考える例として、ダイジェスト版「電車男」を紹介し、冬休みに時間があれば読んでみるよう出しておいたら、章さんが映画版を見つけて貸してくれた。映画的起伏を持たせるために、話は脚色されているが、「彼女イナイ歴22年の秋葉系オタク君」が、ネチズン仲間に励まされ愛の力をつけていくさまは分かりやすく、また応援した側にも心の中に羽化・変化が生まれてくるという結末は爽やかだった。
 映画の内容としてはこれだけなのだが、懐かしいな日本、懐かしい東京の空気。そこには中国にいて取り逃がした日本の柔らかな春があって、清潔な街、穏やかな人の波、適度の湿気のある空気…そんな、おそらく日本にいて見ても感じもしない、日本の空気を感じたことがとても新鮮だった。
 お正月や春節を通して、自分の中に流れる日本を思ったが、自分の国が新鮮に見えてくるのも遠く離れて暮らせばこそ。
 今日は「情人節・バレンタインデー」。こちらでは男性から女性にバラを送る日です。
「私、電車男さんとなら、安心して電車に乗れるわ。」確か、ネットでは、エルメスさんのこんな台詞があったと思う。授業準備の一環としてダイジェスト版を急ぎ目を通しながら、キマッタ!と、読んでいて思った覚えがある。いつの間にかしっかり応援していました。