森の精たち

mklasohi2005-06-07

梧桐(すずかけの木)が一斉に幹の皮を落とし始めた。こちらの人が「毛毛(マオマオ)」と呼ぶ花粉が飛び始めたのも一斉だったが(一日で終わったと書いたのは誤り。その後も飛んでいるが、お掃除の人が片付けてくれあっという間に無くなるのだ)、縦にも横にも歩けば30分はかかる並木道の木たちが幹の皮を斑に落として、ベージュ色の木肌をみせている。まるで木たちが「おーい、今日から一肌、脱ごうよ」と語らったかのようにである。自然って、こんな風に語らって、一斉に行動するものなんだと気づかされる。
 この並木のおかげで、武漢の中心地より3度は涼しく、「森林の大学」といわれるが、東キャンパスは新しくて森の精たちも住んでいない。東へ週に4回はでかける私は、半袖から出た腕が手袋をはめたように真っ黒になってしまった。
 今日は雨模様。久しぶりに歩いて出かける。