四川の村

先週末、楊君が用で武漢に戻ってきて彼の友達(新聞記者)と食事をした時、中国では車がないと負け組とみなされるから、車はどうしても必要なんですというのを聞いた。そうなんだぁ。これではまだまだ増えますね…。

昨日、大分大学の学生Mさんが旅行で訪問のついで授業にゲストスピーカーとして寄ってくださった。大分に留学したZ君の友達。開発経済を勉強し4月からは東京の大手ゼネコンに就職が決まっているそうで、専門柄、大学生活の体験では途上国11カ国を巡り、将来は社会インフラを築くことにより、その貧困を何とか変えるのが夢だと語ってくれ、うなずく学生たち。

11か所の中にフィジーが含まれていたので、フィジーなら去年観光でいった女子学生がいたと!思い出し、彼女に尋ねると実はフィジーはフィジーでも、全員が四川出身の人がやっている観光地に行きました、と。
ホテルも店も、レストランも全員、中国人、しかもみんな四川人で、タイの人にもアメリカ人にも、中国以外どこの国の人にも会わなかったそうだ。四川弁が通じる場所。

どこか他にもありそうな気もするし、おそらく世界でこれからもそんな中国人の町(中国人は同郷を集めて働くから)そういう「中国の方言が通じる」チャイナタウンがもっともっと世界各地に広がっていく可能性があると感じる。

昔のチャイナタウンは中国のあちらこちらから渡ってきた人たちが肩を寄せ合う場だっただろう。でも、この新しいチャイナタウンは、中国からお客さんを呼び込むための町だから、きっと何か違う、言語を含めた文化のしま模様が出来上がってくるのではないか。

それにしても、折角海外に行って、四川弁とかしか聞こえてこないのはどうなんだろう。