蒲田行進曲

mklasohi2013-02-07

昨日は、外国人の受入れと社会統合のための国際ワークショップ 「大規模災害と在留外国人」というのを聞きにいきました。
中国でも、言語サービスということが言われ始め、日本での災害時の多言語サービスのことなど知りたいと思い、また、日本へ留学して行く学生たちにどのように声をかけておくべきかなどということも311以来考えています。

情報発信については、多言語での情報発信と同時に、「わかりやすい日本語」も重要。それと同時にしっかりしたわかりやすい英語情報が大切ということ。また、高齢化社会では、防災にも、外国人居住者あるいは、移住2世が重要な役割を果たし、「防災」が日本の社会の多言語共生をつなぐカギとなりえる、といったお話しでした。高齢化社会では、外国人が日本の負担や、サービスの対象であるだけでなく、積極的な役割を果たしていくという視点が面白かったですね。外国人ではなく「外国人居住者」という呼称に変えてはどうかという提言があり、それにより、外国人にも日本に住むことの責任や参加意識が、日本人の中にも同じ国に住む人だという意識がでてくる、日本人の認識インフラも大事だという、そういう議論もなるほどでした。


昨日の会場は蒲田のアプリコホールで、昔、松竹蒲田撮影所の在ったところだそうで、ジオラマが設置されていました。
大雪の予想は外れて、冷たい雨に傘をさす駅からの人たちがやや年齢の高かめのお姉さま方まだな…と思っていたら、ホール2階での「五木ひろしショー」に向かう流れでした。


ワークショップが終わって私は、蒲田は温泉銭湯のメッカ、「黒湯」の銭湯に寄りました。植物が分解された有機物(フミン酸)が溶けているそうで、その真黒な墨のようなお湯につかり、蒲田は海に近いから、これは古代の海藻かなぁと想像してみたり、黒いお湯の中、お隣の関西弁のおばさまが、ご主人が雪の予報に、朝は鋲を打った靴を履いて行かれた話とか、駅前のスーパーが8時にはパンもなくなってしまうのに、11時まで店を開けてはるのは無駄やなぁとか、ほんまに面白い話きかせてもらいながら(笑)、温まりました。

関西弁っていいですね。
古代の海藻とかシダとか恐竜行進曲とかも。