ABCD〜EFG

mklasohi2012-12-21

やっと週末。日記ではなくほとんど週記。締め切りが刻々と迫る感じで、それなりに集中してます。

今日は外事所のクリスマスディナーで晩御飯@近くの5つ星ホテルということで参加。久しぶりに外国人の先生方にお目にかかりました。
一人は、3歳まで襄陽で過ごし、そのあとアメリカで育ったという若い男性。サイエンティフィックライティングを来年の4月までここで教えるのだそうです。ライティングが専門で、作家になりたいとのこと。
アメリカにはエミイ・タンとかイーユン リーとか中国系作家がいますね”A Thousand Years of Good Prayers"を書いた人ですよ(わたしも友達に翻訳本を送ってもらって知った^^)、と話したが、知らないそうですぐさま携帯グーグル検索。
  「あの本のテーマも中国の故事が元ですね…」、いうと、え?と、またキョトン。そして話が典故や比喩の話になると??と。OK。かれは殆どABC=AMERICA BORN Chiniseと呼ばれる人たちの一人のようで、あとで、中国の古典にお詳しそうだから是非教えてください、と言われた。いえいえ私など、であれば中国にいるうちに、たとえばこの大学の中文系の古典の授業を聴講なさったらいいと思いますよと、教えてあげた。さわやかな未来の作家。

それからスペインの大学の数学博士課程の20代後半の男性、短期で数学を教えているそうでクリスマスは上海で過ごすと言って荷物をもって参加、終わって夜汽車に飛び乗るということだった。このような世界を見に来るタイプの方も結構いらっしゃる。来ては去っていく。
さすがにラテン系の男性、車から降りようとしたら、さっとエスコートの手が差し伸べられ、ビュッフェの硬くてまずいお寿司のワサビが効きすぎて(中国のワサビは本当に辛〜い)目を白黒させていると、さっとりんごジュースを取りに行ってくれる。その一つ一つが、女性に優しくせよという文化によって身についたもののようで洗練されている。

そして、シアトルのワシントン大学から3カ月交換プログラムでいらした、アメリカ人教授ご夫婦。私は奥様は日系アメリカ人ではと思い日本語で話しかけてみたら、×。おじい様がオランダ人、中国系インドネシア人なのだそうだ。だからオランダ語も喋れますよと、当たり前ながら非常に流暢なアメリカン英語で答えられた。
夏にオランダのユトレヒト大学で発表した話をしたら、ユトレヒトには伯父がいますよ、実際親戚が世界中にいるんですがと。お二人の息子さんが2週間後に遊びに来るということでしたが、一体息子さんの中に何人の世界の人がいるのでしょう。

  ご主人からは、このクリスマスディナーについて、今日の午後連絡があったのだけれど、こんな突然なことがあるのかなどなどの質問を受けた。外国人教師はこれを”Randam Event”と呼んでいるんですよと話したら、なるほどとうなづいておられました。
  中国に約8年。このランダムイベントに慣れたとはいえ、今度はこうくるかと驚かされることがまだある。まして初めての方には理解不能だろう。

わたしが辛くて四苦八苦していたお寿司を、アメリカ人の奥様、作家志望の中国系アメリカ人の若者が、「順に」目を白黒させた。だから言ったではありませんか(笑)。
インターナショナル風ホテルビュッフェは期待ほどではなかったのですが、いろんな方とのお話がデリシャスでした。