水袖

mklasohi2012-06-09

今朝は、久しぶりに京劇のおけいこに行ってきました。手の動き、ポーズの取り方、袖の白い部分をはらい、巻き上げる練習のためこの「水袖」という着物を着ます。

これを着るかどうかで感じがまったく違います。そでの白い布を上手に使うための動作ですから。
歩き方は少し理解してきましたが、へたっぴ。先生からはみなさん「折磨、折磨」してくださいと言われます。つまり、自分でつかむまで何度も練習するようにということ。


今日の生徒は5人程度で教職員の京劇好きの方々。ほとんどの方は、朝9時から京劇の「唱」のクラスに出ています。そちらの方が人気で全部で10人ぐらい。私は時間の都合と、京劇の発音の難しさから尻込みしていたのですが、たまたま今日は早く行き、「唱」のクラスにも少しだけ参加しました。
「売水」という曲で、先生のお声もよく、試しに歌ってみると、あらっなんとかなるかも。何より、「春から10カ月の咲いてゆく花の名」が歌いこまれた歌詞に魅了されたことが原動力となりそうな感じです。


三月は…人はいずくへ去ったかわからぬが、桃花、昔と変わらず春風に微笑む。…六月は…池の端 主従つれだち白い蓮を眺めると、身は泥の中より出れどもその質清く、水の間より伸び出ずる…

木曜日は論文の中間発表を終え、昨日は学生への作文の試験も終えました。
水の街武漢の池や湖の蓮根に来年また「オウタイ」と呼ばれる穂が出だす今頃までに論文は書き終えるつもり。

四季おりおりの花や、木の葉を揺らす風を感じながらの一年ですね。