絵はがきとガイドブック

mklasohi2012-04-11

先週のお休みのおかげで院生の授業があと2週。よしあと2週。
夕方、郵便局へ荷物を出しに行って、片隅のケースの中に「当地封筒・絵葉書セット」を見つけました。
上から、漢繍、豆皮、2段目が老舗の薬屋・「葉開泰」、熱乾麺売り、、一番下の段が武漢の塩味ドーナツ面窪、湯包の「四季美」。なかなか味のある絵。

書いたのは瀟継石という画家。「武漢風情」という本も出しているようです。記念、お土産にもいいですね。

古い武漢の写真というか、昔の絵はがきをこちらでもご覧いただけますよ。漢口の租界を歩いたことのある方なら、あ、あそこと思う洋館や町並みも見ることができます。
長江の波止場、一橋、今はホリデーインリバーサイドそばの晴川閣、中山公園などなど。わたしは武漢税関と横浜税関は、同じころの生まれ?などと想像してみました。

夜、哲学博士課程の教え子が、07年に90才で亡くなった彼のお婆さんのことを話してくれました。地主の娘で、お嬢様の証・纏足をしていて歩きにくそうだったという。
今から思うと女性にとってひどい風習だけれど、お婆さんが包帯を足に巻くのは見慣れた日常だった。足が痛いと言っては、お寺にお参りに行き、2日ぐらい泊ってきて、戻って来た。「痛くなくなった」と言い、「清朝、民国、新中国」の3時代を生きたと言っていたことがお婆さんの思い出なのだそうです。こんな絵はがきの時代を生きた方ですね。

それから、ずっと紹介しそびれていたA(^^;)、学生たちと昨年末作った武漢ガイドブック。http://fld.hust.edu.cn/uploadfile/201218231629141.pdf#search='武漢ガイドブック'理想通りとは言えませんが、お役にたてていただけたら幸いです。