8年目の挑戦

mklasohi2012-02-05

昨日の夜、武漢に戻りました。

戻る前に、帰国の1カ月のまとめをアップしたいと思いながら、ネズミが家の電話線を齧ったのかネットも使えなくなり、東京生活をアップできないままとなりました。
ままよ、時は移りにけりないたづらに。

今回は勉強ははかどりませんでしたが会うべき方々にはほぼ会え、また美術展、映画などの行事に加え、中国進出をお考えの企業の方からご相談を受けたり、「時代」を感じることができました。日本の企業の方は、中国でビジネスを進めることだけでなく、理想や日本の文化をもたらす心意気なのだということが嬉しかったです。これこそが「日本人の仕事の仕方」。

さて、昨日は飛行機の中から「中国」は始まっていました。気流のせいで40分も遅れて長い機中、ウトウトするや、斜め後ろからガサガサガサガサ。みると、女子大生ぐらいの中国人女性の一人旅。日本で買ったブランドやらなにやらの紙包みを整理中。その音で目が覚めるほど。ばさばさがさがさ。どれだけ買い物をしたのでしょう。紙バックと品物を分ける作業は続きます。また右隣では、新聞を読むおばさまがばさばさガサガサ。アイヤー、うるさいなぁ。思わずヘッドフォンをつけ、漫才を聞きました。

また、空港につけば、聞こえてくるまるで鶏の鳴き声。大きな声で話す店員さん、子どもをもつお母さん。
武漢への乗り換えでは、いまだ日本人仕様で並んでいたら、気がつけば、最後の集団になってしまいました。その集団はやっぱり日本の方とフランス人家族でした(笑)。追いこされないモードに切り替えていかなきゃ。

武漢到着後、黒テン?の毛皮のロングコートの中国人おばさまを見かけました。すべて高そうなお持物で、日本でこういう毛皮コートを着るのはいまや「叶姉妹」ぐらいかなぁ、と。毛皮は動物の皮をはいで作るもの、私は着ないので何の毛かよくわかりません。あ、でも寒い武漢生活、ダウンジャケットはきています。ごめんね&ありがとうガチョウさんたち(祈)。

右の写真は上海空港の龍年の飾りです。なんだかちょっと「元気さが足りない赤いウナギ」のようでした。武漢の空港ではバゲッジクレームの柱一つ一つにも「春」の飾り付けがされ(左)、今、上海よりも武漢に赤く輝く龍が動いているような気がしました。いたるところに春節の飾りが雪どけあとの雪のように残っています。


タクシーから見る街の中も、昨年の辛亥革命記念のために作られた高速道路やそれを取り囲むように林立する高層マンションにも龍の赤い目のような灯がともり、2005年に降り立ったときとはすでに20年ぐらいの違いがあるように感じられました。通り過ぎる風景の中にも増え続けるのは高層マンションだけではなく見たこともないショッピングセンターなどもLED照明に照らされ、まるで違う街に辿りついたような気分にさえなりました。
「龍の勢いは武漢にあり」でしょうか。
                        


数時間前までの東京。心残りはあなたのこと〜♪(テレサ・テン)、ではなくて、いつもなら1月下旬までに咲く、庭の白梅が今年の寒さで開かなかったこと。いつも美しい花を寒空に咲かせてくれ励まされるのですが。
そして、神様、龍神さまどうぞ日本をお守りください、という気持ち…。


さてさて8年目の挑戦。力むことなく、欲張ることなく、何かを発見したいと思っています。
気持ちも新たに。