美しい朝

「故郷の物売りの声」をNHK地球ラジオ「世界まるごと質問箱」で募集しているということで、学生たちの故郷の物売りの声を残したいと思い、作文の時間で、書かせてお送りした。
明日(5日)の夕方の放送でいくつかご紹介してくださることになった。学生たちの張り合いができますね。ありがとうございます。

前宣伝をちょっとだけ、
「 売り声はもう幼年時代の記憶になった。それらのリズムがある売り声は目覚まし時計のように、夢に入ってきた。…私の故郷の売り声は二つの種類がある。一つは音が出るものを使って、客を呼び込む。たとえば、呼び子の「ピ〜」という音がが聞こえたら、牛乳を売るおばさんが来たと分かる。でんでん太鼓の音が聞こえたら、豆腐が買えるはずだ。…肉屋さんは「猪肉排骨(ジューローパイク)豚のあばら肉だよ〜」と歌っているように呼ぶ。時々回収ゴミのおじさんは正しくない中国の方言で「破烂的卖钱(ポランデェマイチエン)ボロ買いだよ〜」と聞こえる。

最近、行商の人は少なくなり、売り声も記憶になってしまった。明け方に目をあけると、車の音しか聞こえなくなった。自然の「目覚まし時計」はもう本当の夢の中で楽しむしなかい。(SY河北省・秦皇島)」

面白いのは豆腐を買えば、大豆で払うというような物々交換の習慣もあったということ。私自身しらなかった。
学生たちの子どものころの眠い朝の寝どこで聞いた声、アイスキャンデー屋さんを待つ暑い夏の日の思い出…などなど、
音に耳をすます心も幼い美しい朝に戻るようです。

全文番組ホームページに載せてくださるそうですから、そちらもお楽しみにお願いいたします。Http://www.nhk.or.jp/gr/

★今日の放送は野球中継が伸びて、紹介できなかったとご連絡を頂戴しました。後日また放送されるそうです。