Kaituburi

mklasohi2011-05-26

またもや半袖にまいもどりの今日。37度まで上がった後で、10度―19度―28度。やれやれ。
ここ数日の高度集中がおわると、またひもを緩める。この時間がしあわせ。

授業が終わって、学生たちが東九湖とよぶ東9号館のとなりの湖に写真を撮りに行った。


水の上に軌跡を残して、カイツブリがすーっと逃げて行く。かわいい後ろ姿。どうせならこっちむいてほしいなぁと心の中で声をかける。

しあわせというのはわりと簡単なことなのだなと思う。かんたんなことでありながら得難いこと。



今年の長江中流域は旱魃、東九湖のカイツブリの家はなんとか、大丈夫なよう…。


カイツブリの中国語を調べてびっくり。見たこともない字。日本語も中国語と同じだったので、ちょっと ご覧になってみてください。この小さい鳥が、こんな難しい漢字の着物を纏う必要がどこにあったのかな。
発音はPiti。鳴き声からなのかもしれない。つまり形声文字



鳥の名前を少し覚えたいと、鳥図鑑を探すと、写真の投稿サイトが見つかった。
…猫頭鷹(フクロウ)、皇冠鶴(カンムリヅル)、天鵝(ハクチョウ)…そして「沈思黙考のハト」「白いコトリ」「ツバメのミーティング」とか、「楽しいコトリ」と。
笑いました。名もなき花、よみびとしらず。名前を知ると何か知った気になるし、「名のらさね」は古代求婚に使われたほどでした。


日本名のカイツブリ広辞苑によれば、「掻きつ、潜りつ」という説ありと。掻いたり、潜ったり、頑張るカイツブリ

小さな物の名前も、その一つ一つが人の観察と「呼びたい気持」や「必要」から始まるのですね。