革命、主義、芸術

部屋の前の泰山木の花が咲きました。
泰山木ってアメリカのミシシッピあたりの原産なのですね。中国語でミシシッピは「密西西比」、sとpが多い英語のつづりもなんとなく好きMississippi。

自分の研究レジュメを締め切りにぎりぎり出しほっとするや、北京大学大学院にいる卒業生から修士論文の直しを頼まれていてブログなど書いていられないのですが、ちょっと休憩。
彼女の修士論文は「魯迅の「吶喊」における日本語からの借用語」。―革命、主義、出版、作品、民主、階級、教授、現代、科学、階級、芸術・・こういう言葉は明治の日本人が西洋の書物を訳す時に考え出したもので、全くの造語から、もと中国にあることばに西洋からの概念の意味をもたせたものたとえば「経済」など。

今年は辛亥革命100周年ですが、もし清朝末に日本へ中国からの留学生が来なければ、どんな言葉模様で語られていたのでしょう。

話はすこし変わって、5月6日に湖北省人口調査の結果が新聞にでていました。
昨年実施された中国国勢調査(全国人口普査)の結果の一部。省としては常住人口が5724万人、武漢市の人口はおよそ1000万人(978,53万人)、10年前調査では830万人ですから150万人も増えたのですね。今まで人にに聞かれると「800万人ぐらい」と話していましたが10年前の数値だったのですね。一世帯あたり、省の平均3.16人、前回は3.51人。男女比は51,35:48.65。65歳以上の人口は9.09%。大卒程度の人口が54万人いる一方で15歳以上で文盲の人が262万人、それでも前回7.15%から4.58%に下降したということです。
詳しくはこちらをどうぞ。


泰山木のみどりと白をしばし眺め、午後はまた仕事だ、にゃー。