色のある写真

すこし疲れたので、散歩。
また少し暑くなって、市場でパイナップルを買う。
パイナップルは、3月の桜の頃から出始め、初めは海南島から、そして今は聞けば広西省からだそうだ。
中国では好きなのを選ぶことができる。これっと言って量ってもらうと約9元（120円ぐらい?）。
最近果物が驚くほど高くなりましたがまだましな部類。

「剥くか」と聞かれ、もちろんお願いすると、くわえ煙草のおじさん、ナタのような包丁で上手に皮を剥き、
そのあとトゲトゲを一つずつきれいにとってくれ、それから「ウェイパ（尾巴）」はいるか？と。
ウェイパ？え？…尻尾？

パイナップルについている緑色の葉っぱの部分を日本人なら誰も尻尾とは思わないでしょう。以前、おばさんが「イーパ」と言うので「葉（イエ）」「把（パ）」（葉のとって）かと思っていた。イーパはウェイパのなまったものだそうだ。

昨日はやや肌寒くおじいさんの赤い上着が目に付いた。

　電話亭には、新聞・雑誌も売っている。
家には電話、個人で携帯が普及した今、いつまで存在するものなのだろう…。
木陰におかれた椅子と同じで、次第に消えて行く風景かもしれない。

今年の蓮。雨の少ない今年、池は底が透けて見える…こんな年もあるのですね。