咲く花よりも

mklasohi2011-04-06

昨日は、卒業生2人が遊びに来て、岐路の話などもゆっくり聞きつつ、お食事をして一緒に武漢植物園へ散歩に行った。

植物園は「オランダチューリップ祭り」真っ盛り。色とりどりのチューリップの前で多くの人がポーズをとっている。チューリップというとやっぱり「オランダ」ですか。
私たちも何枚か写真を撮ったあと、
静かな方が好きなので、水が干上がりかけた蓮池を眺めに行った。小さい魚が群れをなして泳ぎ、水たまりのようなくぼみに閉じ込められた魚がいた。なんども出口を探して右へ左へ焦ったように。それから魚は意を決したように、ほどんど水のないところを銀色のお腹を見せて渡り切ってやがて群れと合流した。
ひとりでよく頑張ったよね、と3人で話した。

「霜葉紅于二月花。」
霜のあたった楓は二月の花より赤いという詩句があるが、花に先駆けて伸びる睡蓮の浮き葉もまた、六月の睡蓮より赤い。それぞれの若芽がその花色に似た色を持っていることもある。


花もいいけれど、伸び出す芽に心ひかれるようになった、そんな気がする。