非誠勿擾2

昨夕は日本語学科の先生方とのお食事会だった。ここ数年1月はいつも日本なので参加していなかったが、いわば中国時間でいう学科「忘年会」。おいしいお食事をして一緒に映画を楽しむ。費用は学科もちです。

今回、映画は希望者だけだったので、先生5人、馮小剛監督の「非誠勿擾2」(邦題は「狙った恋の落とし方」)を光谷シネコンにてポップコーンとコーラを片手に並んで観賞。中国のポップコーンは甘いんですよ。
「非誠勿擾1」のほうは北海道が舞台で、中国で北海道ブームが起こり、私でさえ会う中国人にだれかれとなく、「北海道に行きたいんですよ」と言われ、あれ「京都・奈良」でないの?と思ったことは以前書いた。
         

今回は、海南島が主な舞台。海と山を借景にして作られた別荘で撮影されているから、見ていて画面自体が心地よい。これなら海南島も行ってみようかなと思わせる。暗示にかかりやすい(笑)。
先月マッサージ屋さんで隣り合わせた方が株の話と「あんな家に住みたい」と言っていたのがこれかと思える自然を取り込んだ木の家。眼前に自然が広がる。
映画の筋自体はおそらく1の方が面白いと思うが、中で提示された生き方がまた中国の多くの人に新鮮さをもたらすでしょう。お金があったらこんなふうな別荘と思える別荘、主人公の友人が「離婚してもいい友達でいよう」を掲げて行う豪華な「離婚式」、その生前葬、船を借り切る…。お金があったら何に贅沢に使うか、つまりどのように命を使うかを考える「中国的」映画。逆にお金があったらこんなこともできるんだとだけ取るとつまらない。
お金をかけなくても面白く生きる方法…も考えつつ見るといいですね。「非誠勿擾3」もできそうです。おなじく葛優のでる「譲子弾飛」も見てみたいですね。