熱のうえ、水のうえ


やられたと感じつつ出た水曜日授業の後、そのままほとんどベッドの人でした。お昼に食欲が少し戻って、やっとブログを更新する気になりました。
この4−5日間の記憶といえば、日本の友人からの贈り物が届いたことと(感謝)、ぼぉっとベッドの中で眺めた広州アジア大会開会式のこと。その感想を。

最初に驚いたのは、行われたのが珠江という水の上だったこと。いくら暖かい広州でも11月中旬、演技が水の上で行われるのは見ている方だけでなく(?)、無理してがんばっている人もいるだろうなぁと、風邪をひいているだけに思い切実―体験は人を変える。
次は、広州市の市の花・木綿花(ムーミエンホア)が印象的に形作られていたこと(「大地之水」)。
2年前、深セン本物の木綿花を見たことを思い出しました。旅先で初めて見る花は心に残りますよね。

そして水の上だけに大きな船の登場(「海洋之船」)。その上で指揮を取る、195センチの逞しきモンゴル人男性ダンサーも一度見るとなぜか目に焼きつきます。こちらで全貌を。2000年前から、中国の商人たちはこうして船出し、各国の人たちと往来してきたという意味が込められているそうです。

12月24日に武漢でコンサートが開かれるピアニスト朗々そして章子怡チャンツーイ)も登場しましたが、何より練習の苦労を感じたのが、河南省少林寺武術学校の1500人以上の生徒による「白雲之帆」の演技でした。
8つの巨大LEDスクリーンの前の前でつりさげられた彼らが形作るカモメや人の笑い顔など。スクリーンの模様に合わせたなめらかな動き。それは一人ひとりの高難度バンジージャンプを組み合わせて演じられたもの。しかも船も、これも操作は人力ということ。安全第一で見事できました。上の子はめまいや、頭痛に耐え、下で綱を引っ張る子は首や体の痛みに耐えてこそできた演技ということ。ああ、なんだか、私の体調と符合(笑)

最後の聖火への点火方法も中国らしい趣向でした。それぞれリンクした画像、外からでも御覧になれるようだといいですね…。

APECは無事閉幕したようで(…横浜が懐かしい)、日中友好も慢慢来(マンマンライ)ですね。
それぞれがんばった人の多かった今週末でしたね。