私のカンブリア紀

mklasohi2010-04-05

この連休は、新緑も美しく、お天気も良く少しばかり散歩にでた。

結局映画には行かなかったが、楊君と同僚の復旦大学卒の女性記者のたまごの人と三人でお隣の地質大学の博物館に歩いて行った。4年ぐらい前に一度いった。展示はあまり大した広さではないが、大人40元。ちょっと高いかな。でも遼寧省で出た恐竜の骨とかあります。

展示をみはじめると、小学校高学年の女の子と2人のボディガード風の男性、母親、それから地質大の教授とおぼしき方が現れ、その子に向かって解説をし始めた。きっと有力者のお嬢様ですね。

生命は海から生まれた…。「5億4千万年前のカンブリア紀に生命の大爆発があって、あらゆる肉眼で見られる生命が現れた。雲南省の澄江にその化石がたくさんのこっている。これがそうですよ」
第一声から魅了されてしまい、つい楊君たちそっちのけで、ついて行ってしまった。
そのうえ、

「先生すみません、私は隣の大学の日本人教師ですが、ご質問させていただいて宜しいでしょうか。どうしてその時に生命の大爆発があったのですか?」と質問までしてしまった。(笑)
「それは謎だとされていますが、気候の変動のせいとか幾つかの説があります」

3億5千万年前、最初に陸に上がったのは、植物…恐竜は1億6千万年の長きにわたって地球の統治者であり…江西省で見つかった恐竜の卵の教えてくれることは、三層、放射線状に産み付けられ、互いに壊れないようになっている…。

面白すぎと思うのは私だけですか?カンブリア紀って「寒武紀」と書くと初めて知りました。

何事にも先達はあらまほしきことなり、ですね。
写真はレリーフのように見えますが、ウミユリの化石です。