「小田園」の魚丸と運転手さん

武漢湯遜湖といえば「魚丸鍋」。湖の魚で作った丸い「はんぺん」のお鍋が有名。
昨日3日かかりで教務の要求1年分の進度表を完成させ、夜、HMと友だちの4人でこのお鍋を食べに湯遜湖に出かけた。今朝、蘇州に向かうHMの餞けと室内履きのお礼の気持ちです。

行ったのは「小田園」。初めは日本語学科の先生に連れて行ってもらい3回目。大鍋は40元。大根と大鍋だと魚も入っている。「楚天都市報」に載ったということで、看板にもデカデカかかれ、評判を聞いてくる人も多く車が止まっている。確かにさっぱりおいしかったですね。緑豆の餅、棗入りの豆乳も良かったです。

帰りのタクシーに乗り込むや運転手さんが「魚丸鍋でも食べてきたん?」と聞いてきた。
運転手さんはあちこち行くせいか、いろんなお店のことを知っている。昔より味が落ちたとか、それでも小田園が一番おいしいとか、生きた魚を見せてもらって一匹100元ぐらいのをつぶしてもらうのがいいんだとか。ふーん。
暗くてよくわからなかったが、近くの橋のたもとの川に沿って夜市のように並ぶ店の「トマトと魚の鍋」もいけるよ、ということだった。

行きの運転手さんは女性。私が携帯電話で日本人の方に連絡していると、「日本人?日本語って面白い音ね」、と話しかけてきた。何年いるの?とか。運転手さんの20歳の娘さんが台湾の客船で働いているとか。「今の子は見聞を広めたいって行っちゃうのよね、私たちのころは考えもしなかったけど」と言っていた。船は台湾とシンガポールを結んでいて、船上ではみんな賭博をやっているのだそうだ。
武漢若い女性がそんな台湾の船に乗っているとは、運転手さんのお話しはいつも面白い。

ところで楚天金報の記者になったYJ君が、「先生、新聞社で武漢の主だったレストランは全部行きましたよ。宣伝になるからってタダなんですよ」と言うので、「わぁそれはまるで黒社会(やくざ)じゃない」と言うと、「そうなんです、働いてから気がついた」と言っていました(笑)。
私なんて折角割引券を持っていたのに出すのを忘れた。
あ、このところたべ物の話が続いていますね。