去る者来るもの

たとえ骨折していても試合中はグランドを走り続けるサッカー選手のような日々がまた始まった。
仕事、頼まれごと、このところ夜は毎晩、誰かしらが訪問。

今日は忙しい一日を過ごした後、生物学科のHMがお母さんの手作りの手編みの室内履きと「フジョ」と呼ぶ見た目は里芋のような果物(味は梨のよう)それから、麻糖という薄いおこしのような甘いお菓子をもってきてくれた。彼女ももう少しすると蘇州の研究院に行ってしまうからという。出会いと別れ。


市場でも「帰って来たのか」と声をかけられる。が、よく行くお豆腐屋さんのおばさんがいない。となりのおばさんに聞くと、家の改修があるから、もう来ないのだそうだ。
「中国人のボーイフレンドを作ったらどう?」といつも余計なお世話のおばさんだった。元気でねともいえないままの別れはさびしい。



そして、私の自転車がとうとう5台目となってしまった。
50元で買った自転車に300元以上つぎ込んで修理して使っていた「4代目」が、戻ると止めてあったところから忽然と消えていた。
服務員さんに尋ねると、「きっと廃品と思って持ってかれちゃったんじゃないんですか」ということだった。
盗難ではなくて「廃品?!」


西三区の守衛のおじさんにも、こんなオンボロ自転車によくのってるねぇ、買い変えなさいよと言われ、「お金がないからじゃなんです!」と言い返していたのだけれど。泥よけが曲がって、尻尾みたいで、遠くからもすぐわかってよかったのに…。
どっかで見つからないかなと捜しつつ、CLが残していった自転車を譲り受け乗り始めました。   やれやれ。



「太りましたか?」と言った人が2人。金曜日にでも髪を切りに来てと言った人が1人。


室内履きは本来春節の前に編み上げてくださっていたらしい。
今年は1カ月ほど長く日本にいたから、頂戴するのが今日になってしまった。でも、武漢は明後日は雪との予報もあるので、まだまだ活躍しそうです。
謝謝、HMのママ。