流れる雲

mklasohi2010-02-03

一昨年のなんとなしの写真のテーマは「水」。昨年は中国で「花の君子」と呼ばれる「蓮」。
今年はといえば「雲」かな。雲をすこし追いかけたい。
雲はとらえどころがない。はなやかに幾本もの白い眉を引いたかと思うと、くらく灰色に染まって雨の涙を落とす。
そんな乱暴な、そんな白く柔らかな空の書く文字。
永遠というものがないのと同じように雲は流れその姿は移り変わっていく。けれども今、見る形が美しければ、それを見る私は生きているということ。
生きているということ、それを感じているということ。