どこに心を奪われるか…

mklasohi2009-10-11

今日は私にとって休日最後の日。多くの人は、昨日から出勤。
この休みはすでに書いたことや、訪ねて来てくれた卒業生と会ったり、美容室に行って髪を切ったり…など、基本的にやりたいことしかやらなかったので、ずいぶん気がほぐれました。
今、中国の琵琶や古箏の演奏を聴きながら書いています。これがまた心に沁みわたってくる…。中国の歌唱は京劇も含めて音が高いので、低い音で湖面を秋風のような古箏の演奏が好き。いま聴いているのは「平湖秋月箏」という曲。

予定しながらあまりできなかったのは、映画を見ること。
10日も休みがあるのだから3本ぐらいと予定していたが、結局は1本だけ。「非誠勿擾」(邦題:誠実なお付き合いができる方のみ)。北海道のロケもあって、これをみた中国人は北海道に行きたくなるらしく、最近何人かの人から「日本に行ったら北海道に行きたい」と言われ、なぜ皆、北海道なの?と訝っていた(笑)。

中国では2008年に公開された馮小剛(フォン・シャオガン)監督と実力派葛優(グォ・ヨウ)の名コンビの映画。
出会い系で、何人もの女性に会い、そのうちの「仙女」ほどの美しい人が台湾の女優さん舒淇スー・チー)が演じるスチュワーデスの女性。不倫相手の男性が忘れられず酔って、
「一目ぼれって信じる? それは目で見ることではないの。本能で感じ合う匂いのようなもの。意気投合する香りのようなもの。遠くはなれていてもわかる」そう吐露するときの、理性と感情が重なり合うまなざしが、女性のから見ても素敵。演技力のある女優さんなのですね。

それに対して、葛優も自分の過去の女性が自殺したことを話す。「これでおあいこ」と。
「犬のように這いつくばって、誰かの足を見るとすがって泣いた」。

私が注目していることの一つが日中の比喩。うなだれる人は犬のように泣く。これはorzですね。泣くとかかぎわけるとか、愛するときは人も単なる生き物に戻る。おそらく多くの人が注目するのはこのシーンのこんな言葉じゃないですね。中国の人は北海道の自然や風物。日本の人は西湖の風景にうっとりするでしょう。


そういえば、さっき掃除に来てくれた服務員さんと話しました。茶碗蒸を作るときにはたまごに水を足さなきゃってd。なるほど。忘れてました。


それから昨日は辛亥革命98周年でした。
今日も晩に人とお目にかかる予定。こんなふうに過ぎていく休日。