蓮をあいす

mklasohi2009-06-01

休みのあいだちょっと早起きをしてドラゴンボートレースを見に行ったが、すっかり心魅かれたのは、
蓮の葉と鏡のようにそれを映す水のほうで、家に帰ってみたらボートレースの写真はたったの一枚も撮っていなかった(笑)。

「泥の中より出でて染まらず、さざなみに洗われてすがすがしい」と宋の周敦頤(1017-1073年)の「愛蓮説」にある。花も美しいけれど、その葉、葉におかれた光る露もまた美しい。
中国にいると中国人がいかに蓮を愛しているか、そのことがよくわかる。

1920年生まれの上海の没落貴族で作家、張愛玲が「命は一枚の美しいチャイナドレス、でもその上は蚤でいっぱいだ(生命是一襲華美的袍、爬満了蚤子)」と人生には苦しみが多いことを表現したと中国人の友達が教えてくれたが、
聞いて私は「むしろ、ほら、泥の中から生まれて…ということばがあるでしょう、蓮は、泥の中にうまれ汚れに染まらない…、そんな考え方のほうが好き」というと、蓮の花が好きなら君子ですねと返された。
「愛蓮説」では「蓮、花之君子者也」とづづく。

日中の橋渡しもうまく進みはじめたかと思うと、止まってしまうこともある。そこでちょっと泥をかぶることがあっても、さざ波に洗われてすがすがしくあれればいい。
ふふふ。
何があっても、いつもそこにいて応援してくれる友に感謝。愛する蓮の写真を贈ります。

                        



さてはて今週は期末テスト期間、あすからのテストの問題も用意しました。