「512」の過ごし方

911」のように中国では昨年起こった四川省地震を「512(ウーヤオアル)」と呼んで、今日、追悼活動があちこちで行われている。
                            

1.2時間目授業をして、一度帰宅。昼に2年生クラスの集まりに呼ばれ、先生4人を含む30人ほどで「袁おばさんの食堂」でお昼ごはん。安くておいしい,量が多いと評判のお店。連休に皆で集まれなかったからということで、今日は学生たちのおごりだった。


午後の空いた時間を使って外出。まずデパートでお土産を買う。広場で大学生が被災地のための募金をしていた。コカコーラがスポンサーで、寄付をすると小さいコーラをくれ、手首に緑色のリボンを結んでくれる。


募金箱の中にお金をいれると、大きな寄せ書きに名前を書くよう言われた。時間はちょうど地震発生の2時28分ごろだった。


そこから50米ほど歩いて湖北省婦幼保健院へ。
ここもまた工事中のせいか、エレベーターがなかなか来ない、来ると素通り。みんな怒って階段に回っている。私も仕方なく、9階の部屋まで歩いて上がることにした。踊り場に、聖母の絵などがかいてある。毎階段踊り場ごとほぼ、母子の絵だが、なかには犬の親子の絵もあって、やや?なんだかこの趣味はなぁ?と思いつつ、一階ずつ確認しながら上がった。

お部屋は大部屋。赤ちゃんが生まれた人もこれからの人も。お目当ての章さんの赤ちゃんは、章さんのお姑さんが宝物のように抱いてミルクを飲ませている最中だった。5月8日生まれたお姫さま。生まれたと一報をもらった月夜の晩から4日。 かわいい♪

水泳もしてるんですよというので、え?と聞くと、毎日67元で赤ちゃんの水泳の時間があるのだそうだ。画像を見せてもらうと、首に浮輪で浮かんでいる。こんな小さい人がこれ必要なの?
私がいる間にも「聴力の検査、80元ですが、やりませんか」と言って看護婦さんが入ってきた。なんでもオプションでお金を取られる仕組みになっているようだ。なかなかの商いだ。



さて、幸せなパパもやってきて記念撮影。


一年一年が過ぎ、小さい人はやがて大きくなっていく。
みんなここからなのだ。誰かが大事に育て大きくなる。帰り道、どんな人もなんだかいつもよりちょっと可愛く見えた。