灯篭のともるところ

mklasohi2009-02-03

比較的まじめに専門に集中していた。夜、某先生の母上のところへお土産をもってお出かけ。昨年末に立派な新疆の歌集CDセットを頂戴していた。中国人の友だちの一人だ。
たどり着くや、初めての住宅地は真っ暗。雨の夜。
昼間に来るべきであったなと思いつつ道行く住民の人に聞く「三区5号はどこでしょうか」。
最後に聞いた40歳代ぐらいの女の人は親切にも一緒にあちこち探してくれ、一階の扉が開くまで待ってくれた。夜目にもきれいな人。高級マンション区であるから、品のある灰色のコート、教養もある人だろう。今夜はラッキー。

某先生ご夫婦はご主人の職場の会食会で外出中で、お母様と2歳のbaobao君だけ。お母様に特製コーヒーを入れていただいて話しながら2歳の坊やともしばし遊ぶ。かわいい。お菓子もそのちいさい指で分けてくれようとする。三角の何だかわからないお菓子を食べた。私の踊りの真似をする。
お母さんは「中国では老父母が孫を見るのがきまりみたいで、可愛いけど自分の生活がない」と。いつもはベビーシッターさんがいるが、丁度今日まで春節休みで故郷に帰っているそうだ。
中国の定年退職後の過ごし方は、まるで老人坂をとぼとぼ歩くみたいだ。散歩、太極拳、孫の子守。「日本では58歳でデビューした歌手が大晦日の番組で歌っていましたよ」と話をした。

マンションまで歩いて行ったので<今日の1万歩>を達成した。実は昨年秋から日本滞在中にかけてずいぶん太ったから、この○キロは、歩くことと、新疆民謡を聞きながら勝手に踊る踊り?で減らすつもり(笑)。

守衛さんの立つ門の上にも赤い灯篭。元宵節が終わるまでここで行く人帰る人を見守るのだろう。