だいこん餃子に至る道

金曜日までだと思っていた締め切りが昨日とメールがあって、あわてて成績を取りまとめて送った。東京にいても中国との連絡をすることもあり、あっという間に半月が過ぎた。
おとといは友人たちとお食事に行った後、電気屋さんに寄って炊飯器を買った。前日10年使った炊飯器を磨てみたらかえって壊れてしまったのだ。
久しぶりの売り場。見ると炊飯器がメタリックなロボットかヘルメットのようで、優しい白や、ベージュというのが殆どない。値段も5〜6万以上するものもある。傍にある掃除機も銀色メタルでごつごつした感じ。
実は、生まれ変わったらなりたいものの一つが工業デザイナー。自分の考えたデザイが幸せな家庭、あるいは大変なお家、一人暮らしの家、いろいろな家のテーブルの上に平等にお邪魔したポットであることを想像するのは楽しい。街角にある色や形をこっそり変化させることもできる。第一次大戦後のアメリカで不況の産業界を生き返らせるにも工業デザインの力が大いにあったと言う。キャンベルスープは今も温かく美味しそうな缶のラベルを保ち、酒田納豆のラベルの中で船は停泊し、かもめはこれからも空を飛ぶ…。
お店の人に聞くと5-6万ものは、釜が銅だったり、ダイアモンド入りなのだそうだ(驚)。機能からデザイン、デザインから材質ということか…と思いつつ、「頑なに」白を選んで、タクシーに乗って帰った。

その日の晩御飯は白米としめ鯖、餃子を作ったが、餃子は誕生日のときに行った武漢近郊の田舎のHMのお母さんが作ってくれた餃子を思い出して、大根入り餃子を作ってみた。ひき肉とみじん切り大根を入れるだけ。歯ごたえが面白いからお奨めです。