@日本語教師

この冬初の寒波の中で明日、学生たちは日本語一級試験を受けなければならないから、ひとこと応援と思ってQQに姿を現したらたくさんの学生につかまってしまった。
ひときわ面白いハンドルネームが「牡丹の間」。そんな変な名前の人は誰なのかと思えば、深せんのパナソニックに転職した卒業生Y君だった。3月に香港に行く途中にも会いに来てくれた。転職先が気に入って一時、「panasonic」と名乗っていたがいつの間にやら「牡丹の間」だ。
学生の頃、よくドラマ「大奥」を見て真似をしていたから、由来は大奥の中の局かと思ったが、深せんの高級日本バーの名前なのだそうだ。そのネーミングもどうかと思うが、日本の男性で「牡丹の間」ってつける人はいないでしょうねぇ。その言語がよどみなく話せるようになっても、その言語らしい的確なな名づけというのは難しいものだ。だからこそ名づけ行為も社会言語学の扱うテーマの一つ。「大奥語」が上手なY君、「牡丹の間」も可笑しくていいかもね。
日本語のクラスといえば金曜の授業は、1年生は「やりもらい」、2年生は「てあります」で、中国語に移し変えにくい。こういう項目は説明でわかった気になっても運用できるようにはならないものだ。だから体感や実感してもらう教室活動を用意する。しっかり体を動かして体で覚えてもらう。「てくれます」などの動詞と結びついた恩恵表現はもっと使えないから、「てくれました」の心を感じてもらう活動をすることにしている。

今月は日本語学科の行事予定もいくもある。1年をしっかりと締めくくらなければ。
2008年の砂時計がさらさら落ちて行く…そんな感じですね。