海の夜明け、26才の風景、森の黄葉を濡らす雨

タイの高校に中国語の先生として派遣されたYJ君が10日に26才になったことを、彼のブログを読んで知った。遅ればせもいいとこで「おめでとう」。朝礼で係りの先生が全校生徒に呼びかけてくれ、そして夜は校長先生から水上レストランでご馳走してもらったことが書かれている。下のほうには誇らしい青春記念写真。周りの人から温かい祝福を受けて、一生の体験になったことでしょう。何だか我がことのように嬉しい。
もう一つ美しい写真は、上海のりけん老師が11月初旬ふるさと福島へ一時帰国したときの清清しい海の夜明け。故郷の美しい海に温かく、いだかれた文章。

そして武漢は、またもや雨。黄葉を濡らして霧ほどの雨がふっている。見上げれば梢の先、こらえきれない涙をたたえたような空。
人生、愁いも無く暮らしていたときから、どのくらい時間がたったか。ただ、また、その愁いもまた喜びと同じくらいひらひらと風に乗って何処かへ去っていく。森の中で数え切れない木の葉が、枝からもうすぐ離れて土へ帰っていく季節…。