言霊

夕べはwyとその弟さんと3人で食事。弟さんは北京の大学から戻ってきたばかり。北京の様子を聞くと、安全管理などかなり緊張感があり、地下鉄に乗るときにバックを調べられたり、チケットが高いし、混んでいるからオリンピックは行かないそうだ。
アメリカ行きに不安なwyには「言語学学徒の心をもっていけば、レストランに一人で入ってさえ耳を澄まして観察できるのだから、寂しくないはず」と励まし、2人で彼女の研究「模糊語」数字について話していると、理工系の弟さんが置いてけぼり。外はまたもや雷雨。勤め人の人たちの乾杯でレストランはガチャガチャと盛り上がっている。中国のレストランはいつも賑やかだ。そんな風に雨の上がるのを待った。
帰りに露天の果物屋さんで西瓜を買う。どんなの?「小さくて甘いの」というと、隣で西瓜を選んでいた学者夫婦風のお二人がこっちを向いて「あなたが甘いの、と言っても店の人はどれも甘いって答えますよ」と私を見て笑う。私ってばいつも果物屋さんでは「小さくて甘いの」と言ってると思う。
言葉には言霊をこめて。