@日本語教師

mklasohi2008-07-10

成績書類を提出終わって、宿題にとりかかれば外は蝉が暑さを演出。
博士同学のwyさんがアメリカの大学で中国語を教えることが決まった。デトロイトにある大学で、期間1年の予定。ミシガンじゃない、ついていきたいなぁ。で、秋の紅葉の写真を送ってもらうことにした。
私の周りで中文系の修士や博士の人たちが中国語を携えて世界に出て行くようになって来た。
国家的な中国語戦略であり、日本の大学の中にも孔子学院という中国語教育機関が続々設立されている。国家の拡大と捉える人もいるが、中国が世界と手をつなぐために開かれたプロジェクトだろう。少なくとも海外にでる人が増え、中華思想が欧米やアジアアフリカの国々で衝突してくることは中国国内に新鮮な風がどこか吹いてくるはずだ。
昨日は韓国人留学生L君と近くにできたスタバに行ってきた。渋谷にでもありそうな店で中国マックよりマニュアル化水準が高い。L君によれば韓国では今やHSK10級が要求されるのだそうだ。
中国が力をもてば、言語としての中国語の経済価値も上がる。今夜は北京で中国語の大きなコンテストも開かれ、上位に非漢字圏の留学生が数多くいる国になっている。
wyに車の運転を覚えて、治安の悪い所に近寄らないようにと言うと、「問題がいろいろあるわぁ」という。海外の暮らしの中で難問を一つ一つ解決していくのは楽しいこと、そう思ってね、私を見てよと先輩mk。うーむ、時間の長さもあるけれど、アメリカの暮らしのほうがらくかもね。
ん、日本語も負けないようにしよう。とは侵略でも進出でもない、母語への愛着の言葉。日本語教師としての誇り。でも、実は英語でも中国語でも日本語でもより誤解のすくない交流ができればそれでいいと思う。そのためにここにいる私たちが学んでおくことはいろいろあると思う。

写真はキャンパスの中にある石の勉強机。ここで勉強する人を見ると「竹林の七賢人」をなぜか思う。