温かな触覚

mklasohi2008-01-13

冷たい雨の降る中、昨日は2人の少しだけ年上の友人と出かけた。昔同じ学校で日本語を教えていた友人だ。一緒に39階から雨にくもる東京の街を眺めながら食事をして、東京都写真美術館で行われている「文学の触覚」という展示を見てきた。
入口には利口でしつけのいきとどいた毛並みのいい犬がつながれ、暗い美術館の中の参観者は黒や灰色の都会的なさりげないセンスを身にまとう若い男女。彼らに混じって、詩の中の光の文字を手の平で受けて、テーブルに落とすことのできる展示など触れてみた。文学を紙媒体だけでなく触れて楽しむという実験的な展示も、こんなファッショナブルな格好をした若者も武漢ではお目にかかれない。
 一日中、心地よく設計された場所。
振り向くと、いつもじっと動かず強く温かく見ていてくれる。そんな友人を持つことの幸せと感謝。
 武漢では今日、雪が降ったんですね。学生の一人が雪の写真を送ってくれました。武漢の皆さん、多穿点衣服阿!